コミュニケーションの設計 2 ~ふさわしい場を選び、伝える~

執筆者:佐々木 陽三朗

更新日:2017年08月08日

イベントを通じたコミュニケーション

(1の続き)
 次に、どのようなイベントを通じて社員に情報を伝えていくかを考える。
 イベントには本稿の1で述べたように会議、研修、表彰式、新年会、忘年会などがある。これらを大きく目的別に分けると、以下のようになる。

 ・情報伝達(情報を伝えるための会議)
 ・議論(ブレインストーミングなどアイディアを考えるための会議)
 ・意思決定(何かを決定するための会議)
 ・教育(オペレーション教育、リーダー教育等の研修)
 ・賞賛(優秀な社員の表彰、謝意など)
 ・レクリエーション(新年会、忘年会、運動会、誕生会、社員旅行など)

 基本的にはこれらの要素のいくつかを組み合わせてイベントが実施される。例えば各部署の部門長が集まる幹部会議であれば、「情報伝達」「議論」「意思決定」の場となる一方で、幹部・後継者の「教育」といった裏の目的があったりする。年末の表彰式という「賞賛」を忘年会という「レクリエーション」の中で行う会社も多いだろう。

 ただし、注意しなければいけないのは、これらの要素の盛り込み方のバランスや、プログラムの順番が大事だということだ。例えば幹部会議のような緊張感のある場に、サプライズで幹部の誕生祝いが行われたらどうだろうか。緊張の糸が切れて良くないという人もいれば、適度な息抜きとなり、場が和んでよいという人もいるだろう。こういったことは会社の社風にもよるので、一概に良し悪しは結論付けられない。原則論で言えば、会議に余計な目的やプログラムを持ち込むべきではないが、各社の事情に応じてやりやすい方法を模索していただければと思う。

 個別のイベントについては以上のようなやり方で、イベントごとに目的、参加者(対象者)、プログラム、コスト、時間、場所などを設計し、改良を加えていくのがよいだろう。

(コミュニケーションの設計 3に続く)

この記事の専門家

佐々木 陽三朗

中小企業診断士。慶応大学商学部卒。
ベンチャーキャピタル会社で投資案件開拓、投資先支援。ソフト開発会社、外食チェーン等事業会社では経営企画、広告宣伝等に従事した後開業。経営者の考えを行動計画や財務数値計画にまで落とし込むことを得意とし、業種を問わず、創業・ベンチャー支援、事業改善・再生などに携わっている。「真のパートナーとして経営者・事業とともに成長する」を理念としている。

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