審査員について

審査員

審査員長

社会システムデザインを行うシンクタンクを経営し、ソーシャルイノベーションを促す、環境・福祉対応の商品・施設・地域開発を手がける。
また、製造業技術、科学哲学分野を中心とした執筆、評論、講演などを行う。

第1回 グッド・ビジネス・アワード 審査総評

「グッド・ビジネス・アワード」の各テーマ分野において、上位賞をご受賞された事業者の皆様、本当におめでとうございます。社会課題への着眼力、自社の独自ノウハウを活用したその解決策としての事業提案力の両面で、いずれも国内中小企業の潜在力を象徴する素晴らしい案件が選考されたものと、審査委員一同、自負しています。

「住」の分野では、家族の見守りやウェルネスを形にする「その先のスマートハウスビジネス」が、「食」の分野では、世界無形文化遺産に登録された「和食、地域食の多様性に光を当てるビジネス」が、「匠」の分野では、機能や使い勝手を超えた「感性価値やサスティナブルスタイルを提案するものづくりビジネス」が、「楽」の分野では、地域の歴史や風土に着目した「温故知新なおもてなしビジネス」が、「学」の分野では、多様な人々の社会参画と自己成長を促す「スマートシチズンビジネス」が、それぞれ選ばれたことが、第一回アワードの特徴と言えるでしょう。

そして、国内中小企業のサポートをミッションとする「ミラサポ」は、このアワードを、単なる「賞取りのための賞」として捉えてはいません。
上位賞案件に留まらず、最終選考にノミネートされた52の事業案件を、「即効力に富むもの」「中長期で育てるもの」に整理し、支援を表明している推進パートナー企業と共に、そのインパクトある事業化を形にしていきたいと考えています。
中小企業の栄えある未来のモデルを協働で生み出すこの事業への、ご支援、ご教導をお願いしたいと思います。

二次審査を終えて

この度は「グッド・ビジネス・アワード」に多数のご応募をいただき、ありがとうございました。ご応募いただいた176のビジネスアイディアは、いずれも日本の中小企業・小規模事業者のもつ技術力や発想力が活かされた、優れたアイディアでした。
今回、二次審査を経て、部門賞ならびに最終プレゼンテーションにご参加いただくファイナリストが決定しました。

これら上位に選ばれたビジネスアイディアを見ると、日本の明日がどこに向かおうとしているのかが実感できます。
「あんしん」ビジネスは、ポストスマートハウスの実践であり、個人の生活レベルの向上にシフトした「スマートシチズン」への取り組みが今後注目されます。家族の見守りや科学技術を活かした個人レベルでの健康管理などはその好例だと言えるでしょう。
「ごはん」ビジネスでは、再来年に予定されている万国博覧会(ミラノ万博)、また政府が推進する食料自給率の向上などを背景に、地域の「食」に新しい発想で光をあて、付加価値をもたらすビジネスのアイディアが選ばれました。
「モノづくり」ビジネスは、新しい鉱物資源や新しいモノの流れをつくりだすなど、斬新な提案が選ばれ、もったいないやクラフトマンシップに基づく日本の新しい「モノづくり」のあり様を知ることとなりました。
「おもてなし」ビジネスは、ご当地の食を活かしたアイディアが寄せられる一方で、地域に埋もれている歴史や伝統のコンテンツを改めて価値化させる地域振興に注目しました。
「あんしん」ビジネスのスマートシチズンが、個の快適を追求するものであれば、「まなび」ビジネスは、個の"知"をスマート化する流れが見えました。子どもから高齢者、障害者のみなさんに至るまで、日本人ひとりひとりがもっと知的好奇心や教養を醸成していける、そんなアイディアが光ります。
ファイナリストのみなさんには、最終プレゼンテーションに臨んでいただくことになりますが、「ミラサポ」はビジネスアイディアを事業化するための支援を目的としていることを意識してください。個々の有形無形の技術力だけではなく、商流形成のサポートなど、「ミラサポ」や登録パートナー、そして事業者に求めていることをぜひ具体的に教えていただきたいと思います。

最後になりましたが、今回残念ながら受賞に至らなかったビジネスアイディアのなかにも、キラリと光るダイヤの原石のようなアイディアがありました。「ミラサポ」では、こうした原石を磨くためのサポートもしていく考えです。

「ミラサポ」にとっても、中小企業・小規模事業者のみなさんにとっても、今回の「グッド・ビジネス・アワード」が、点ではなく、可能性を広げ、伸ばしていくための"スタート"になることを心より願っています。

グッド・ビジネス・アワード開催に向けて

農商工連携や6次産業化の流れを受けて、日本の各地で新商品の試作、開発が進められている。
しかし、グッドデザイン賞の部門長や副審査委員長を務めていた時代から、「グッドデザインは、グッドビジネスであるべきだ」と 考えていた私にとって、ものづくりに留まることなく、 商流形成やインフルエンスまでを意識したビジネスモデルの開発こそが、 ものづくり大国・日本の再生に寄与するものと信じている。
連携企業の支援を受けて、ビジネスを出口主義でインキュベーションしようという 「グッド・ビジネス・アワード」に、全国の夢と誇りある企業から、 プロポーザルが寄せられてくることを期待している。

審査員

東京大学農学部卒、2002年東京三菱銀行入行。
2005年8月株式会社ユーグレナを創業、同社代表取締役社長。
同年12月微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の屋外大量培養に世界で初めて成功。
2012年Japan Venture Awards 2012 「経済産業大臣賞」受賞、世界経済フォーラムYoung Global Leader 2012に選出。
信念は『ミドリムシが地球を救う』、著書は『僕はミドリムシで世界を救うことに決めました。』(ダイヤモンド社)。

第1回 グッド・ビジネス・アワード 審査総評

5つのテーマともに、想像以上に多くの地域から、たくさんの素晴らしいビジネスプランが来ました。
中でも今回応募が集中し、一番の激戦区となった『住』と『匠』ですが、わたしの採点ではファイナリストの二人とも、なんと全くの同点一位!
ミラサポのファイナリスト、選ぶのが本当に大変でした。
お二方にアワード差し上げてはだめですか?
でも、こんな悩ませてもらえるなんて、ニッポンの未来は明るいですね。
ミドリムシも頑張ります。
中小企業のみなさん、一緒にニッポンを元気にしましょう!

アワード応募者への期待

私は微細藻類のミドリムシ(学名:ユーグレナ)を大量培養し、食料問題や環境問題解決に向けた事業展開を行っています。
ずっとミドリムシを大量培養することは実現不可能と言われてきましたが、2005年に私たちはその壁を乗り越えました。
ミドリムシは0.05mmと大変小さな藻の一種です。
ですが、ミドリムシには59種類もの栄養素が含まれ食品、サプリメントへの応用から、航空機を飛ばすためのバイオ燃料製造まで作り出すことができます。
私がミドリムシと出会ってから今までに感じたこと、それは「この世にくだらないものなんてない!」ということです。
ミドリムシも一所懸命頑張れば世の中の役に立つ。
参加者の皆様方が、ミドリムシより素晴らしいアイデアを既にお持ちのことと私は確信しております。
あなたのアイデアは決してくだらないものではありません。
自分自身が正しいと思うこと、信じるものを貫き通して活路を見出してください。
「ニッポンを元気にする」というビジネスアイデアを、アイデアに終わらせずに、事業化し、その先の元気な日本を一緒に創っていきましょう。
まずは素敵なアイデア、楽しみにしております。


法政大学経営学部卒業後静岡銀行に入行。
M&A担当などを経て01年創業支援施設SOHOしずおかへ出向。
05年Japan Venture Award 2005経済産業大臣表彰受賞。
08年独立し富士市産業支援センターf-Bizの運営を受託、センター長に就任。

第1回 グッド・ビジネス・アワード 審査総評

第1回グッドビジネスアワードのファイナリスト及び部門賞に選ばれた皆様おめでとうございます。ハイレベルのアイディアが多く、「あんしん」「ごはん」「モノづくり」「おもてなし」「まなび」の5つのビジネス部門とも大激戦でした。
多くのアイディアからビジネスチャンスに直結するセールスポイントや、挑戦者としての高いスピリットを感じました。セールスポイントを活かし、ビジネスのターゲットを見極め、コラボレーションすることによってビジネスは成功します。
ミラサポにはアイディアを実現する支援策が盛り沢山です。グランプリに選ばれるのは1名ですが、選ばれた皆様全員にビジネスチャンスがあります。
皆さんがミラサポをフル活用して事業化に挑み、日本を元気にする事業家として活躍されることを期待しています。

アワード応募者への期待

日本の企業数の99.7%を占める中小企業と小規模事業者。彼らが元気になることが日本経済再生のキーファクターであることは言うまでもありません。
私は、どんなに小さい企業でも、事業が続いている限り何らかのセールスポイントが必ずあると考えています。
何か光るものがあるからこそ、生き残っているのです。
そのセールスポイントを活かし、ビジネスのターゲットを見極め、時には"つながる"ことによって、イノベーションはいくつでも生まれます。
「ミラサポ」は、前向きに頑張ろうとしている中小企業や小規模事業者の皆さんの、真のセールスポイント発見や新たなチャレンジを応援するポータルサイトです。
効果的に活用していただくことで、日本の未来をつくる新しいビジネスアイディアはきっと見つかります。
グッドビジネスアワードから、沢山のイノベーションとともに、"挑戦"する中小企業・小規模事業者が誕生し、日本経済再生の起爆剤になることを大いに期待しています。


初脚本となる映画「おくりびと」では第81回米アカデミー賞外国語部門賞獲得。
現在は執筆の他、地域・企業アドバイザー、ホテル顧問、大学教授等、幅広い活動を展開。

第1回 グッド・ビジネス・アワード 審査総評

応募者の皆様、お疲れ様でした。
各賞を受賞された皆様、おめでとうございます。
しかし、このアワードの本当のゴールはここにはありません。
受賞はきっかけや少しの追い風に過ぎず、アイデアを具現化してビジネスにすることが最も大切なことです。
実は今回、僕は完成されたアイデアを評価するというよりも、自分のアイデアといい化学反応を起こしそうな"ダイヤモンドの原石"のような作品に高得点をつけました。
が、その中には入賞しない作品がいくつもありました。
結局、アイデアはどう評価されるか、よりも誰に出会うか、が最も大切だと僕は信じています。
ですから例え今回受賞を逃したとしても、いつか必ず訪れる、よりよき出会いを信じて自分のアイデアを磨き続けてください。
そして受賞された皆様は、実現に向けて動き始めてください。
始めなければ、始まらない。
やめない限り、終わらない。・・・のですから。

アワード応募者への期待

あらゆる価値を創造する「企画力」や「発想力」は、この小さな島国にとって最大の資源だと信じています。
その資源を最も効率的に発掘する今回のグッドビジネスアワードは素晴らしい試みだと思います。
企画力と発想力を生かし、新しいビジネスに挑戦しようとしている人にとってこれほどメリットのあるアワードはありません。
単に審査を行うだけではなく、このアワードをきっかけに画期的なビジネスの成立を全力で応援します!
このアワードはゴールではなく、夢に向かう最良のスタート地点です。
みなさん、頑張ってください!


5ツ星お米マイスター。
「お米の価値観を変える」をコンセプトにインターネットでのブランディングを得意とした農業・流通・飲食まで展開するお米プロデューサー 。

第1回 グッド・ビジネス・アワード 審査総評

今回、ファイナリストや部門賞に選ばれた方、本当におめでとうございます。益々の未来が楽しみです。
そして選ばれなかった方も、自分のやってきたことを信じて仕事に邁進していただければと思います。皆さんの日々のたゆまない努力と物事を深く掘り下げ結果、生まれたアイデアは世界に誇れるビジネスになっていくと信じております。
その中でも実現可能な、そして持続可能なビジネスアイデアが、今回のプレゼン資料にも見受けられ、大変素晴らしく、私自身も見習っていきたいものでした。
アイデアを形にする。0を1にするクリエィテイブな能力は世界的にも日本は遅れをとっている昨今ですが、皆様のアイデアを見てると、中小企業だからこそ気づき実践できるエネルギーみたいなものを感じ新しい日本が生まれていく予感がしました。
ありがとうございました!
日本の未来を一緒につくっていきましょう!!

アワード応募者への期待

価格競争が激しくなり、国内での産業の空洞化が起こり日本国内での中小企業は大変難しい局面を迎えていると思います。
とはいえ、大企業にはできない商品やサービスを考えられるのは中小企業の強みでもあると思っております。
そんな皆様の知恵を絞った斬新なアイデアで新しい世界やビジネスが生まれることを期待しております!
日本の未来を皆様と共に創造できること何よりも楽しみにしております!


広告代理店マーケティングプランナーなどを経て、伊藤忠ファッションシステム㈱入社。
ファッション=時代の価値観・人々の気分という視点から、消費者調査や商品開発などを行っている。
一般社団法人日本流行色協会(JAFCA)レディス・ウェア部会専門委員。

第1回 グッド・ビジネス・アワード 審査総評

全部で52案の、熱のこもった企画書を読み込みました。全体を通して、日本や地域に対する誇り、弱者に対するいたわりや思いやりを感じました。
また、潜在的に能力を持つ人の育成、埋もれていたものの掘り起こしと再活性化をコンセプトにした提案も多く、「あるものを活かす」という視点が印象に残りました。こういったビジネスが数多く生まれれば、日本は誰にとってもやさしく住みやすい国になることでしょう。利益の極大化のみを追求した企業は、淘汰される時代です。スモールビジネスでも、人の気持ちに寄り添った企画が成功することを、心から願います。
また、安心・安全を求める時代の気分を反映してか住「あんしん」パートに秀逸な企画が多く、例えば「家の安心環境・事前チェック」は、従来の不動産情報にはない土壌汚染や災害危険度といったリスク情報の提供、「ホームエアシェルター」も地震・津波から身を守る製品で、その発想は素晴らしいと思います。

アワード応募者への期待

技術の進歩と連動して、新しい発想で「ゆるっと」(肩肘張らずにスモールスタートで)起業する方が増えていると聞きます。
片や、日本の企業や製品への応援機運が高まっています。
ビジネスを行う方と応援する方がマッチングしたら、創造的な展開も生まれるでしょう。
生活者が共感できる「ものがたり」(ストーリー)を持ち、生活者の「ものがたり」(コンテクスト)に寄り添う、 そんなビジネスアイデアを楽しみにお待ちしています。

メガバンクの情報システムに長く携わった後、日本郵政公社常務として民営化プロジェクトを推進、日本で初めてクラウドを導入。
10年フィデアHD(荘内銀行と北都銀行の持株会社)副社長として、地域経済活性化に注力中。

第1回 グッド・ビジネス・アワード 審査総評

これからの日本を発展させていくには、独創的な小さな企業がどれだけ起業できるかが、問われていると言っても過言ではありません。今回のGOOD BUSINESS AWARDには、様々なジャンル、年齢層の方々から前向きなご提案があり、日本の将来が明るくなってきたものと感じています。
特に日本の伝統文化に根ざしたもの、もしくは伝統文化の発展形として生まれ出てきたアイデアなり創意工夫は素晴らしいものがありました。分野別には片寄りも見られ、"あんしん"の分野では、環境先進国あるいは災害先進国としての先人の知恵を活かした提案が少なかったのは残念です。特に"あんしん"の分野では、地味でももっと地に足の着いたビジネスが未だ眠っていると思います。ぜひこのように有意義な大会を継続し、まだ埋もれているダイヤモンド・ビジネスを見つけていこうではありませんか。

アワード応募者への期待

日本の現在を担っており、将来の日本も明るくするのは中小企業の皆さんです。
日本の国際競争力もバラエティに富んだ中小企業の厚い基盤の上に成り立っています。
日本の伝統的な技術、日本文化から生み出されるコンセプト、ノウハウを活かした新しいビジネスにチャレンジし、
地域の活性化はもとより、グローバルに広げていこうではありませんか。
女性、シルバーエイジの皆さんも大歓迎です。ニッポンを皆さんと元気にしていきましょう。

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