ニッポングッド会議
プロジェクトレポート

Vol.3むかしみらいごはん 六本木農園

members
左:内藤 有紀さん 右:玉川 眞奈美さん

生産者と消費者を
エンターテイメント感覚でつなぐ
共感しあえる場づくりがお客様を動かす

プロジェクトメンバー
ご提案テーマ「山梨県の食ワークショップ開催」
(株)インフィニバリュー
代表取締役 玉川 眞奈美さん


むかしみらいごはん 六本木農園のご担当
内藤 有紀さん

PROFILE

むかしみらいごはん 六本木農園 "生産者と消費者を繋ぐ"をコンセプトに地域と都市の距離を縮めてきた『六本木農園』。その第2弾として2013年6月に横浜みなとみらいにオープンしたのが「むかしみらいごはん 六本木農園」です。"3世代"と"地産継承"をキーワードに、新鮮で意味深い『むかし』の叡智を、『みらい』を担うこどもたちに、おいしい『ごはん』を通して伝える同店では、食事を提供するだけでなく、お客様と生産者との出会いの場をエンターテイメント感覚で企画するなど、さまざまな場を提供しています。

RESTAURANT INFORMATION

  • むかしみらいごはん 六本木農園
  • 住所:〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい3-5-1 MARK IS みなとみらい4階
  • TEL : 045-319-6580 FAX : 045-319-6581
  • 営業時間:11:00~23:00(L.O.22:00)
  • 定休日 : MARK IS みなとみらいの規定に準ずる

むかしみらいごはん 六本木農園とプロジェクトメンバーとのマッチング

「ミラサポ」の活動趣旨にご賛同いただいた企業・自治体と中小企業・小規模事業者とのマッチング機会を提供するコラボレーション企画「ニッポングッド会議」。この企画に、「むかしみらいごはん 六本木農園」様にもご賛同いただき、日本各地の次世代に伝えたい、食材、文化、 遊び、祭りなど、店舗とコラボレーションした形でのイベント展開や商品、サービス展開企画の募集を行いました。
そして、今後の企画を検討していくプロジェクトメンバーとして、山梨県の農産物を用いたメニューレシピや地場産品の開発などを展開する(株)インフィニバリュー 代表取締役 玉川眞奈美さんの提案が選ばれました。
ここでは、プロジェクトメンバーとして選ばれた玉川さんと「むかしみらいごはん 六本木農園」の内藤さんの初顔合わせの場をご紹介します。


むかしみらいごはん 六本木農園

内藤 有紀さんと玉川 眞奈美さん

みみほうとう

提案テーマ【1】「ほうとう」を現代感覚で楽しむ

山梨といえば「ほうとう」が有名ですが、昔ながらの食べ方だけでなく、新しい食べ方提案が山梨ではじまっています。その代表的なものが「みみほうとう」で、麺をのして切るのではなく、すいとんのように生地をつまんで農具の蓑のような形にしたものです。
モチモチした食感と歯応えがあって、カタチもかわいらしい。洋風ソースなどバリエーションも豊富でショートパスタのような使い方もできます。また、子どもでも簡単に形にできるので、「むかしみらいごはん 六本木農園」で、山梨のおばあちゃんとつくる「みみほうとう」の親子体験教室ができるのではと考えています。

玉川 眞奈美さん

提案テーマ【2】 牛乳パックで和紙づくり

山梨には1,000年を超える歴史があるといわれる和紙の町、市川大門があります。 牛乳パックはとても質のよい紙(パルプ)からできているので、飲み終わった牛乳パックのコーティングを剥がして水につけると、そのパルプでハガキサイズの和紙を作ることが出来ます。アイロンとキットを用意して、自分の好きな切りぬき、ちぎり絵・押し花・マークなどを入れる漉き込みも可能です。
日常的に飲んでいる牛乳のパックが、ちょっとひと手間かけることで和紙ができる。その体験を通じて、なぜ牛乳パックが回収されているのかも理解できると思います。
山梨では、こうした和紙づくり体験を子どものお祭りや環境学習、食育などで実施しています。

甲州市のもも

提案テーマ【3】 桃を食べつくして、知りつくす

山梨県は果物王国として知られていますが、なかでも「もも」は栽培面積、生産量ともに日本一です。これから春にむけて甲府の盆地は桃の花一色になり、6月~8月にかけてさまざまな「もも」を楽しむことができます。
「白鳳」や「浅間白桃」などはよく知られる代表的な品種ですが、それ以外にも県内で産地化を進めている「夢しずく」や「もも」と同じ季節に旬を迎える「すもも」もあります。
「もも」は完熟した柔らかいものを召し上がる方が多いですが、実は山梨では噛んでカリカリッとする固い桃を好む人が多いのです。それは新鮮な採れたてならではの味。古代から祭祀で供物などにも使われ、卑弥呼の時代では邪馬台国を治めるため「鬼道を行い、人々をひきつけた仙果」とも考えられていました。仙女が育てた果物、桃の木はたくさんの実をつけますから、桃が強い生命力をもち若返りの果ともいわれています。
さらに、さまざまな品種の「もも」を特性や鮮度により味覚の違いや香り、食べ方を楽しむ企画は広がりもあり、山梨の果物を知っていただくスタートとしては楽しく、美しく"実に"なると思います。

内藤 有紀さん

むかしみらいごはん 六本木農園からの意見

今日はわざわざ山梨から横浜までお越しいただきありがとうございました。また、たくさんのご提案をいただき嬉しく思います。
特に「和紙」や「もも」の企画はいいですね。
和紙のパルプが簡単にできる、その日のうちにカタチになるものは参加者にとってもわかりやすいと思います。以前、「むかしみらいごはん 六本木農園」でも栃木のイチゴを何品種も集めて食べ比べをする企画をやりましたが、すぐ予約がいっぱいになりました。「もも」も「ももソムリエになろう」なんて企画をすればきっと人気があると思います。
ちょっと惜しいな、と思うのが各論になってしまって、全体を横軸に貫くストーリーが弱いところかもしれません。「和紙」に興味がある方が「ほうとう」の企画にも来ていただけるような、そんな必然性をもう少し煮詰める必要があると思います。また、個々の企画も単に学ぼう、体験しようという問いかけではなく、直観的に感じる楽しさ、エンターテイメント性が必要ですね。そこに玉川さんのプロデュース力が活きてくるのではないでしょうか。
ひとつひとつのコンテンツはとても素敵なので、単発に終わらない、お互いにとって新しいチャレンジになるような企画にしていきたいですね。

提案を終えて

玉川 眞奈美 さん
今回、地産地消をテーマにしていらっしゃるレストランなので、山梨らしい食にまつわる提案をさせていただきました。でも、私たちは「伝えたいこと」が中心になってしまい、「本当にお客様が楽しめることは何か」を考える視点が足りなかった気がします。
プロジェクトメンバーに選出されたと言うことともに、山梨の本当の良さ・奥深さを伝えるため、今後ともブラッシュアップしたご提案をさせていきたいと思います。本日は素晴らしい機会をいただきありがとうございました。

内藤 有紀 さん
山梨は、首都圏から比較的近いのに、逆に富士山という象徴が際立っていて、知られていないところがたくさんあると思います。だからこそ、逆にチャンスがあふれているとも考えられます。私も今日玉川さんのお話を伺って、もっと山梨を知りたいと思いましたし、私たちのような地方と首都圏の消費者の間にたつ中間的な存在が両社をつないでいく役割の大きさを改めて感じました。
その役割は、消費者のなかにある「家族でゆっくりしたい」とか「きれいになりたい」といった欲求と山梨のコンテンツをどう結び付けていくかということだと思います。玉川さんのもっていらっしゃるネットワークと知識を活かして、今後素敵な企画パッケージができればと思っています。

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