共感させられるかどうかが勝負に ~相手に伝わる最強のトーク術 vol.12~

執筆者:石浦 章一

更新日:2016年10月24日

共感させられるかどうかが勝負に

(vol.11の続き)

脳に伝わるトークというのは、聞いた当人が『わかった』と認識することができるような話し方です。これを難しい言葉でメタ認知といいます。メタ認知に関係する脳の場所は前頭葉(前頭前野)と呼ばれるところで、人間が持つ一番高度な認知機能にかかわる場所です。すなわち、わかったということは、話者と聞き手が話の内容を共有したことになりますね。共感させることができるかどうかが勝負なのです。

それではどうすればいいのでしょうか。まず一つは、話の途中に疑問を差し挟むのです。「どうしてA社の商品Bが急に売れなくなったのでしょうか?」これだけで、話者と聞き手の間に答えを見出そうという共通体験が生まれてくるのです。これが、共感に結びつくことは容易に想像できると思います。

もう一つは?この連載をお読みの皆さんなら、もうおわかりですね。それは相手の興味を刺激しながら、こちらの意図を理解してもらうことです。新製品Cの売り込みなら、既製品Bの利点を説明しつつ、新製品Cに変えることによるメリットを具体的に述べると、より共感度が増して、変えてみようかなという気になるのです。最後の手段は、目の前に売り込み相手の社長がいて、相手がうんうんと頭を振ったら、こちらも同じようにするのです。向こうが笑ったら、こちらも笑う、身を乗り出したら、こちらも前のめりになる。これだけで共感を呼びます。やってみたくなるでしょう?どうぞ、『東大式 相手をひきつける、最強トーク術』をご覧になって下さい。

(おわり)

この記事の専門家

同志社大学 特別客員教授

石浦 章一

東京大学教養学部卒、同理学系大学院修士、博士課程修了。
国立精神・神経センター室長、東京大学分子細胞生物学研究所助教授、東京大学大学院総合文化研究科教授を経て、2016年4月より現職。
著書として、「東大式 相手をひきつける最強トーク術」(KKベストセラーズ)、「スーパーエイジング」ぱる出版ほか多数。

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