中期のループに様々なメリット ~組織と従業員のWinWinを目指して vol.2~

執筆者:栗林 裕也

更新日:2016年11月02日

中期のループに様々なメリット

(vol.1の続き)

 内側のループは単年度の目標達成を中心に据えた短期のもので、目標管理制度(MBO)といった仕組みを活用して回転を後押しする。
 一方、外側のループは3~5年単位の中期のものだ。キャリア開発関連の仕組みを導入する組織は、まさにこのループに焦点を当てている。
 この中期のループに着目する組織がここ10数年で増えてきているのは、短期のループにないメリットがあるからだ。
 例えば中期のループがあることで本人にとって動機の軸を増やすことができる。短期のループで動機の源泉となるのは主に目先の具体的な目標を達成したいという意欲であるが、中期のループがあることでキャリアビジョンの実現といった少し先の抽象的な目標の達成という動機も持ち得る。
 これは、仮に短期の目標が達成できずに内側のループが上手く回らなくとも、中期のループからみれば短期の失敗はその後の成長につながる経験となり、外側のループは回っていくことを意味する。
 そのほかにも、計画的に能力開発に取り組む、あるいは難しい課題にじっくりと取り組もうとする意識を醸成できるといったメリットがあげられる。
 本連載では、どのようにループを回す支援をしているのか具体的な事例を紹介していきたい。

(vol.3に続く)

この記事の専門家

公益財団法人 日本生産性本部 人材開発コンサルタント/キャリアコンサルタント

栗林 裕也

早稲田大学政治経済学部卒業後、民間企業を経て公益財団法人日本生産性本部に入職
動画やアセスメントツールを活用しながら受講生の「気づき」を促し、「行動変容」につなげる研修スタイルに定評があり、多くの継続クライエントを持つ。 主な著書に、「生産性革新と社会経済の未来」(生産性労働情報センター・共著)。

ミラサポおすすめコンテンツ

サービスを利用する
補助金など支援情報
IT導入補助金 電子申請
ものづくり補助金 電子申請 申請内容の確認はこちら
無料派遣専門家
地域プラットフォーム
専門家派遣・電子申請のご利用は、こちらより企業IDをご登録下さい
ビジネスを創造する
ビジネス創造コミュニティ
業務「アプリ」マーケット
ミラサポビジネスプロジェクト/アワード
補助金・助成金ヘッドライン
ビジネス創造ヘッドライン
マイナンバー制度ヘッドライン
バーチャルシリコンバレー
ページトップに戻る