風土を変える変革リーダーを育成 ~組織と従業員のWinWinを目指して vol.5~

執筆者:栗林 裕也

更新日:2016年11月18日

風土を変える変革リーダーを育成

(vol.4の続き)

【日本ユニシス】
~管理職を軸にした変革~

 いつの時代も、どのような組織でも管理職の能力向上は経営の重要な課題である。
 管理職は扇の要として組織の方針を浸透させる役割を担うとともに、業務指示といった直接的な影響力の行使に加え、日頃の言動が組織風土となることで間接的にも部下の意識や行動、ひいては業績に影響を与えるからだ。
 管理職に焦点を当てて組織目標の達成に注力をしているのが、ITサービス大手の日本ユニシスだ。
 同社では、人財育成施策のビジョンとしてイノベーションを起こす組織風土の醸成を掲げている。そのための施策の柱が管理職のマネジメントスタイルの変革だ。
 その背景について施策の推進を担う組織開発部担当マネージャーの秋山美枝氏は「業界の特性もあり指示型のマネジメントが多かったため、よりイノベーティブな風土になるよう管理職のマネジメントスタイルを社員の自発性を引き出すコーチング型に変え、風土変革の中心となる変革リーダーを育成するのが会社の方針である」と語る。
 そのための取り組みの一つが「コーチング力強化研修」だ。
 コーチング力強化は一般的に課長クラスを対象にすることの多い研修だが、あえて部長に受講させている。
 そのねらいは「部門の中核であるキーパーソンがコーチングの考え方を理解して実践することにより、自ら発想し、変革とチャレンジが起きる組織風土を作り上げること」(秋山氏)だ。加えて、コーチングの手法をまとめたガイドをイントラで公開し、全ての社員が学べる環境を整えている。

(vol.6に続く)

この記事の専門家

公益財団法人 日本生産性本部 人材開発コンサルタント/キャリアコンサルタント

栗林 裕也

早稲田大学政治経済学部卒業後、民間企業を経て公益財団法人日本生産性本部に入職
動画やアセスメントツールを活用しながら受講生の「気づき」を促し、「行動変容」につなげる研修スタイルに定評があり、多くの継続クライエントを持つ。 主な著書に、「生産性革新と社会経済の未来」(生産性労働情報センター・共著)。

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