社員が自ら選択できる環境を整備 ~組織と従業員のWinWinを目指して vol.7~

執筆者:栗林 裕也

更新日:2016年11月30日

社員が自ら選択できる環境を整備

(vol.6の続き)

【NEC】
~中高年社員のキャリア開発~

 いわゆる「あがり意識」によるモチベーションダウンや能力の陳腐化などといったミドル・シニア社員にありがちな問題は、同世代の社員の構成比率が高まってきている多くの企業において、悩みのタネとなっている。
 職場を去るその日まで貴重な戦力として活躍してもらうために、組織として何ができるのか。今回はNECの取り組みを紹介したい。
 同社ではミドル以降のキャリアをどのように形成していくのか、早い段階から社員が意識し、社内だけでなく社外も対象として生涯にわたり専門性を発揮できるような支援を行っている。
 まずはキャリア形成を支える取り組みについて。同社の人事機能を担っているNECマネジメントパートナーの大西洋人氏によると、「シニア社員に限らず、若い時から会社と社員がWin-Winになるようキャリア支援の取り組みを行っている」という。その柱となるのが「ライフタイムキャリア・サポート」と呼ぶ一連の施策だ。いくつか内容を紹介する。
 30、40、50歳に達した翌年度には、キャリアだけでなく健康やマネーの観点からも自身のこれまでの振り返りや今後のキャリア形成を進めることを目的とした「ワークライフバランス研修」を受講できる。
 また、同年度には、日常の業務から離れて今後の自分のキャリアのあり方を考える契機とするため、年齢に応じて連続する5、7、10日間の有給休暇を「リフレッシュ休暇」として取得することができる。
 その他に、35、45、55歳のタイミングでは「キャリア小包」と称したキャリアに関する情報提供が行われ、節目ごとに自らのキャリアを考えるための施策が幅広く実施されている。

(vol.8に続く)

この記事の専門家

公益財団法人 日本生産性本部 人材開発コンサルタント/キャリアコンサルタント

栗林 裕也

早稲田大学政治経済学部卒業後、民間企業を経て公益財団法人日本生産性本部に入職
動画やアセスメントツールを活用しながら受講生の「気づき」を促し、「行動変容」につなげる研修スタイルに定評があり、多くの継続クライエントを持つ。 主な著書に、「生産性革新と社会経済の未来」(生産性労働情報センター・共著)。

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