クラウドを利用した情報の共有化 2 ~基盤選択編~

執筆者:齊藤 直子

更新日:2017年12月25日

始めやすいクラウドサービス

(1の続き)
 情報共有を行うための基盤として「クラウド(インターネットを介して社外のサービスを利用する手法)」と「オンプレミス(自社内に環境を構築し運用する手法)」のどちらを選択すればいいのか、迷われることがあるだろう。
 私は中小企業には「クラウド」環境での利用を勧めたい。理由は、大きく分けて以下の4つがある。

(1)初期コストが安い
 クラウド環境を利用すると、オンプレミスで環境構築を行う場合に比べて、低いコストで利用を始められる。自社の業務に合うかどうかわからないシステムに対し、大きな初期投資をする必要がなく、大きな損失を生じさせるリスクを低減できる。

(2)迅速に始められる
 自社内でサーバーの構築やソフトウェアの導入を行う必要がなく、既に準備された環境を利用できるため、契約すればすぐに使い始めることができる。

(3)自社内で専門人員が不要
 サーバーの管理やセキュリティ対応などはクラウド側で提供されるため、自社内で保守のための専門人員を確保する必要がない。社外に情報を置くことに不安を感じることがあるかもしれないが、最新のセキュリティ体制を整えるための専門人員が集中投入されているクラウドサービスを利用するほうが、中小企業にとっては費用対効果がより高くなるであろう。ただし、システムをうまく運用していくための最低限の人員は必要となる。

(4)多様な環境からアクセスできる
 社内だけでなく営業先から、モバイル端末から、など様々な場所・デバイスからアクセスすることができるため、情報を利用できるシーンが拡がり、より迅速な対応が可能となる。
 この利便性を、反対にセキュリティ面の不安として感じるなら、アクセスできる端末を制限する機能など、様々な他社製品を含めたサービスの組み合わせを検討するとよいだろう。
 次回からは、情報共有を有効に進めていくための手順について、説明したい。

クラウドを利用した情報の共有化 3に続く

この記事の専門家

齊藤 直子

中小企業診断士、管理栄養士、1級販売士
京都市内の私立病院にて管理栄養士として栄養指導や給食管理業務に従事したのち、生命保険業界を経て、SIer(システムインテグレーター)にてパッケージシステムの導入エンジニアとしてお客様のご要望と向き合う日々を過ごす。その後独立し、食に関する事業の相談や、様々な執筆活動など、これまでに得た幅広い知識と経験を活かし、中小企業診断士として活動中。

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