即戦力となる主婦の力を活用しよう 2 ~社内体制の整備編~

執筆者:泉 とも子

更新日:2017年10月10日

従業員が働きやすい職場に

(1の続き)
 主婦の活用というと、短時間勤務や在宅ワークの導入がまず思い当たる。でもその前に、社内の受け入れ体制を整えることから始めなくてはならない。そこで「ミラサポビジネススクール Lesson25」に掲載されている事例企業が実施している取り組みの中から、参考にできそうなものを紹介する。

ミラサポビジネススクール Lesson25 こんな工夫で人材を確保する!
https://www.mirasapo.jp/features/school/vol25/index.html

(1) (株)喜久屋(東京都足立区)の事例
https://www.mirasapo.jp/features/school/vol25/file/25_01.pdf
 パートタイム従業員でも能力に応じた等級に基づき賃金を支給する「職能等級制度」を整えたり、正社員に転換できる制度を設けたりして、モチベーションアップを図る取り組みである。

(2)三州製菓(株)(埼玉県春日部市)の事例
https://www.mirasapo.jp/features/school/vol25/file/25_02.pdf
 多能工の考えを発展させ、一人が3種類以上の業務を担当できるようにしておくことで、お互いにフォローしあえる体制を整えている。また、それを人事評価にも反映させ、メインだけでなくサブの業務の遂行能力も盛り込んだ評価基準を公表することで、従業員も助け合いの重要性を理解し、率先的に取り組んでいる。

(3)アースクリエイト(有)(岐阜県岐阜市)の事例
https://www.mirasapo.jp/features/school/vol25/file/25_04.pdf
 子どもが義務教育の間は、子どもの学校行事・けが・病気などの理由であれば無制限に有給休暇を取得できる制度を整備。また普段からペアを組んで仕事をする「バディ制度」の導入により、従業員間の信頼関係が醸成されている。

 経営者としては、業務のモジュール化・タスク化を含めた業務プロセスの見える化を進める必要がある。それにより業務内容と役割分担を明確にし、全体に配慮したスケジュール管理を実現できる。短時間勤務が可能になれば人材募集もしやすくなるだろう。
 また制度を作る上で大切なのは、従業員の意見を聞いて、みんなが使いやすい制度とすること。また、報酬も含めなるべく公平性を考慮して、後で従業員間の摩擦が起きないようにすることを忘れてはならない。そのためには社会保険労務士など、専門家に相談することをおすすめする。付随的に雇用助成金などのアドバイスももらえ、一石二鳥となるだろう。

 ではどうやってスキルのある主婦を探せばいいのか、次回それをお伝えしよう。

即戦力となる主婦の力を活用しよう 3に続く

この記事の専門家

中小企業診断士

泉 とも子

国際基督教大学教養学部語学科コミュニケーション専攻 卒業
外資系金融機関のストラクチャードファイナンス部アシスタントを経て、経営コンサルティング会社で、ハンズオンによる株式公開支援ファンドの運営および経理、総務、人事など会社経営全般に従事。その後、出産・育児のために専業主婦となるも、幼稚園のPTA会長、小学校PTA役員などを通じて、地域コミュニティでのボランティア活動を数多く経験。仕事の経験を活かして中小企業診断士となり、地域社会に貢献するため様々な方面で活動している。

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