会議の時間短縮と質を高めるためのファシリテーションのポイント 1 ~社会背景編~

執筆者:秋田 和洋

更新日:2018年03月23日

労働生産性を高める1つの方法

 現在、日本では急速に少子高齢化が進んでいる。総務省が実施している「国勢調査」によれば、1970年には総人口の24.0%を占めていた15歳未満人口が、2015年には12.6%に減少している。今後もこの傾向は続くとみられ、結果として国内の労働力人口(15~64歳)は、2015年の7,728万人から2040年には5,978万人に減少するという予測がある。(国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成29年推計)」より)

 この予測によると、年間70万人の労働力人口が失われる計算だが、実はこの傾向自体は今に始まった話ではなく、1995年の8,716万人から20年間で約1,000万人、年平均にして約50万人の労働力人口が減少している。この期間はバブル崩壊後の経済低迷期と重なっていたこともあり、多くの企業において人手不足は大きな問題になっていなかった。ただし、近年の景気回復もあり、さまざまな業種業態の企業で人手不足が深刻になっているというニュースを頻繁に耳にする。前述した統計や予測を見る限り、この人手不足の問題が解決するにはそれ相応の時間を要すると思われる。

 そこで、最近注目されているのが、RPA(Robotic Process Automation:ロボットによる業務の自動化)やAI(人工知能)などのテクノロジーの導入により、人間以外の労働力に作業を担わせることである。これらのテクノロジーは、政府の掲げる「働き方改革」の中でも「長時間労働の是正」や「人手不足の解消」「労働生産性の向上」といった課題に対する解決策としてしばしば登場する。
 一方、テクノロジーに頼るだけでなく、人間にしかできない領域において労働生産性を高める方法もある。その1つの方法として「ファシリテーション」がある。本稿では、ファシリテーションとは何か、どのように実践すればいいのかについて次回以降解説する。

会議の時間短縮と質を高めるためのファシリテーションのポイント 2に続く

この記事の専門家

中小企業診断士

秋田 和洋

横浜国立大学教育人間科学部 卒業

株式会社ウィル・シードにて大手企業を中心に主に新入社員や若手社員向けの教育施策のコンサルティングに従事。2016年4月、中小企業診断士登録。現在はこれまでの経験と資格を活かし、グローバルコンサルティングファームにて企画・人事・経理といったコーポレート機能全般を担う。幅広い守備範囲で経営層の意思決定をサポートしている。

ミラサポおすすめコンテンツ

サービスを利用する
補助金など支援情報
無料派遣専門家
地域プラットフォーム
専門家派遣・電子申請のご利用は、こちらより企業IDをご登録下さい
ビジネスを創造する
ビジネス創造コミュニティ
業務「アプリ」マーケット
ミラサポビジネスプロジェクト/アワード
補助金・助成金ヘッドライン
ビジネス創造ヘッドライン
マイナンバー制度ヘッドライン
バーチャルシリコンバレー
ページトップに戻る