ヒット商品から学ぶ、商品開発のツボ 2 ~調査の手法編~

執筆者:二宮 佳代

更新日:2018年06月07日

顧客の価値観や心理を聞き出す

(1の続き)
 商品開発の肝となる顧客ニーズを知るための手法として有効なのが、顧客調査である。顧客調査の方法は、大きく分けると以下の2種類がある。

(1)定量調査
 市場の動向や傾向を量で計る調査。主な手法にアンケート調査がある。「はいorいいえ」や複数の選択肢から回答を得る形式で行うもので、結果を量で把握することができる。
 調査項目例として、「商品Aは好きかor嫌いか」「商品Bが発売されたら購入したいかorしたくないか」などが挙げられる。

(2)定性調査
 個人に焦点を当て、価値観や心理を深く追求することで、表層に表れにくいニーズを発見する調査。主な手法に、グループインタビュー(集団面接)や、デプスインタビュー(個人面接)がある。グループインタビューは、似た属性を持つモニター(被調査者)を集め、モデレーターと呼ばれる司会者が、モニターの考え方や嗜好を引き出す。デプスインタビューは、1対1のインタビューとなるため、さらに深く嗜好や心理を知ることができる。
 調査項目例として、「商品Cのどのような点が良いと感じるか」「商品Dをなぜ人に勧めたいと思うか」などが挙げられる。

 定量調査・定性調査は、いずれも商品開発に重要である。ただし、定量調査は信頼性を得るために一定のサンプル数が必要となる。このサンプル数は、参入する市場の規模やターゲット層などの条件によって異なるため、通常は専門家へ外注することが多い。したがって、調査に掛けられる資金が限られることの多い中小企業には、まず定性調査の実施をお勧めしたい。

 例えば、定性調査の1つであるグループインタビューは、1グループ5~6名程度と少人数で行うため、自社でも対象者を探しやすい。さらに、定性調査は開発担当者が個々人の意見を直接聞くことができるため、商品開発の新たな発見を得たり、見落としていた点に気づくことができたりといった効果が期待できる。

【定性調査の具体的な手順はこれだ!】に続く

この記事の専門家

中小企業診断士

二宮 佳代

立命館大学国際関係学部卒業。大手広告代理店に勤務しメーカーや百貨店、インフラ会社など多数の企業の広告宣伝や販促戦略に携わる。現在は販促に不慣れな中小企業や店舗に向けた支援やセミナーなどを行っている。

得意分野

販促計画策定

販促物作成支援

企業広報

商品開発・ブランディング

ミラサポおすすめコンテンツ

サービスを利用する
補助金など支援情報
無料派遣専門家
地域プラットフォーム
専門家派遣・電子申請のご利用は、こちらより企業IDをご登録下さい
ビジネスを創造する
ビジネス創造コミュニティ
業務「アプリ」マーケット
ミラサポビジネスプロジェクト/アワード
補助金・助成金ヘッドライン
ビジネス創造ヘッドライン
ビジログ
バーチャルシリコンバレー
ページトップに戻る