ゼロから始める動画マーケティングのイロハ 2 ~目的の明確化編~

執筆者:筑間 彰

更新日:2018年06月04日

ターゲットの段階を意識する

(1の続き)
 動画マーケティングを効果的に行うためには、動画の目的を明確にすることが重要である。つまり、企画段階で「誰がターゲットなのか」「ターゲットに何を伝えたいのか」「動画にどのような効果を求めるのか」をはっきりさせておくことが必要だ。

 また、「誰がターゲットなのか」については、ターゲットを決めるだけでなく、ターゲットが顧客になるまでの段階を意識することも大切だ。なぜなら、各段階によってターゲットの要求は異なるため、伝えるべき内容や求める効果が変わってくるからである。
 例えば、ある店舗の存在を全く知らない顧客が店舗までの行き方を動画で見たところで、自分には関係ないと思い販促効果は見込めないだろう。

 ターゲットが顧客になるまでの段階の分類方法として、特に認知されているのが、Googleが提唱する「HHH戦略」(スリーエイチ戦略)である。
 HHH戦略とは、ターゲットが自社の顧客になるまでの過程を、(1)認知拡大を目的とする「Hero」(ヒーロー)、(2)興味や関心を惹き顧客と企業をつなげる「Hub」(ハブ)、(3)検討のための情報を提供する「Help」(ヘルプ)、という3段階に分け各段階に適した動画コンテンツを提供するという戦略である。

(1)Heroコンテンツ
 多くの人に関心を持ってもらい、幅広く認知してもらうことを目指すコンテンツ。より多くの見込客に知ってもらうため、SNS上などでシェア(拡散)されるような内容であることが重要である。多くの人が興味を持ちやすい感動ストーリー、珍しい映像などが考えられる。

(2)Hubコンテンツ
 自社の製品やサービスの見込み客をリピーターに成長させることを目指すコンテンツ。企業や製品に関心を寄せてもらうため、「もっと見たい」と感じさせることが重要である。学習コンテンツや製品レビューなどが考えられる。

(3)Helpコンテンツ
 リピーターとなった人のニーズに応え、製品やサービスの顧客にすることを目指すコンテンツ。製品やサービスの購入を検討してもらうため、動画視聴後に問い合わせや会員登録につなげることが重要である。ハウツーやQ&A動画などが考えられる。

 このように、ターゲットが顧客になるまでの各段階に応じた動画を配信し、意識の変化を促し、企業や製品との関係性を深め購買につなげる。この購買につなげるストーリーを描くことが、売上につながる動画の企画・設計である。

【動画を公開する具体的な手順はこれだ!】に続く

この記事の専門家

中小企業診断士

筑間 彰

ICPコンサルティング代表。
コンサルティングを行うほか、自ら学習塾を経営。プログラミングスクール、学習塾など、お客様と関係を作り、継続してお客様が来店する業種を得意とする。
中小企業診断士試験に関する著書など多数。

得意分野

販売促進

戦略策定

経営計画

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