経営にも役立つ!クラウドファンディングの活用方法 2 ~活用のメリット編~

執筆者:横山 由香

更新日:2018年08月01日

マーケティング効果も期待できる

(1の続き)
 本稿では、クラウドファンディング活用のメリットを紹介する。クラウドファンディングは、インターネット上で新商品や新サービスをPRし、その開発プロジェクトに共感する不特定多数の人々から資金を集める仕組みであることから、資金調達以外に、マーケティングの側面でも様々な効果が期待できる。

 以下のa)からc)に示したのは、実際にクラウドファンディングを通じて、自社の製品開発に成功した中小企業の例である。
 a)金属プレス製品メーカー
 資金調達サイト上での意見や要望を取り入れ製品をブラッシュアップでき、販売前から自社製品のファンを獲得できた。雑誌の記事等で取り上げられ、コストをかけず広告宣伝ができた。
 b)金属プレス加工メーカー
 新商品を開発したが、売れるかわからない状況であったところ、取引金融機関の紹介でクラウドファンディングを利用。目標金額を達成し、売れる可能性が確認でき、金融機関から融資を獲得し量産に繋げることができた。
 c)ファッションメーカー
 地方の高品質の商品を作るメーカーが、新しいアイデアを盛り込んだ試作品を開発。クラウドファンディングを利用し全国に向けて発信し、認知度向上に繋げることができた。

 また、ミラサポの次のページにも活用事例が掲載されているので、ご参考としていただきたい。
 ミラサポビジネススクール Lesson4「もっと自由に資金調達」

 上記は一例であるが、総じて以下のような効果が期待できると言える。
 (1)新規顧客の獲得と宣伝効果
 出資者は、事業者が立案したプロジェクトに共感して資金を提供しており、商品やサービスを応援するファンとも言え、新規顧客になり得る存在である。また、事業者は出資者に対して、リターンとして商品やサービスを提供することで、出資者からの口コミなどによる宣伝も期待できる。資金調達サイトに自社の取組を掲載することで、サイト利用者の目に触れる機会が創出されるため、自社の宣伝に繋がることになる。

 (2)不特定多数の人々に直接訴求することで反応・ニーズを探ることが可能
 出資者の属性を分析することで、開発した商品やサービスの販売前のテストマーケティングとして活用できる。また、資金調達サイトを通じて、出資者と直接コミュニケーションをとることが可能であり、追加ニーズを取り入れ、商品を改善した上で本格展開に繋げることができる。

 (3)販路開拓の手段
 商品を広報する機会が少ないBtoB(企業間取引)企業にとって、自社の技術や特性をPRできる場となる。地域に閉じた事業展開をしている企業にとっても、全国の不特定多数の顧客へPRできる場となる。その結果、販路拡大や協業企業が見つかる可能性もある。

【メリットだけじゃない!クラウドファンディングの注意点を押さえよう】 に続く

この記事の専門家

中小企業診断士

横山 由香

大手IT企業で、法務、IR、CSR、人事・育成、労務関連など、スタッフ業務に幅広く従事。最近は、新規ビジネス創出の人材育成、働き方改革、ダイバーシティ推進などに取り組む傍ら、事業開発にも携わる。

得意分野

働き方改革、ダイバーシティ推進

人材育成

組織運営

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