人工知能(AI)の実情を捉え、売上向上やコスト削減に活かす! 2 ~3つの機能編~

執筆者:内田 喬也

更新日:2018年08月24日

識別し、予測し、実行する

(1の続き)
 前稿では、現代におけるAIの役割について説明した。本稿では「人をサポートするAI」を実用化する上で、どのような機能があるのかを説明する。

 AIが実際に果たせる機能として、大きく分けて以下の3種類があるとされている。
a)識別:音声認識、画像認識、動画認識、言語解析
b)予測:数値予測、マッチング、意図予測、ニーズ予測
c)実行:表現生成、デザイン、行動最適化、作業の自働化

 具体例として、「車両の自動運転の実現」をAIの機能ごとに説明すれば、画像認識・音声認識から得られた情報に、運行情報・交通情報・位置情報などの他の情報を加えて、車両が置かれた状況を「識別」する。その上で、衝突の可能性などこれから起こりうることを「予測」し、安全を保つために最適な運転や、目的地に到達するための経路を計画して「実行」する。それぞれの機能を組み合わせることで、各産業分野でAIが活用されているのだ。

 この他にも、実際に身の回りでAIの機能を活用している事例を以下に3つ紹介する。
(1)パーソナルアシスタント機能「音声認識」
 米・アップルのiOSに搭載されている音声認識機能「Siri」や、グーグルのAndroid(アンドロイド)OSの「Google Now」などが該当する。主にユーザーの質問に答えたり、適切なWebサービスの提供をしたりする。これらのサービスは、毎日ディープラーニング(深層学習)を行っており、より賢く、正確な応対ができるようアップデートされている。

(2)コミュニケーションロボット「音声認識、画像認識」
 小売店の店頭などでよく見かけるようになったソフトバンクの「Pepper」や、ヴイストン株式会社(大阪府大阪市)の二足歩行ロボット「Sota」などが該当する。会話や感情表現によって、人とのコミュニケーションを目的に作られたAIを搭載したロボットである。主に、受付対応やPCソフトと連携したプレゼンテーション、介護施設での見守りサービスの用途などがあり、活用できる幅は広い。

(3)AIレジ機能「画像認識」
 株式会社ブレイン(兵庫県西脇市)の「BakeryScan」などが該当する。これは、トレー上のパンの種類・値段をカメラで一括識別し、瞬時に会計金額を算出する事ができるPOSシステムである。これにより、レジに人を待たせる時間を大幅に減らすことができ、人件費の削減にもつながる。

 これらの例のように、AIは私達が想像している以上に身近な技術になってきている。

【AI導入に取り組み、成果を得た中小企業の事例はこれだ!】に続く

この記事の専門家

中小企業診断士

内田 喬也

中小の印刷会社に勤務し、印刷オペレータから、品質管理・ISO事務局・工場長など、製造現場を従事する。2018年6月に中小企業診断士登録。現在は、製造で培ってきた知識を活かした、ものづくり支援・組織運営支援などを提供している。

得意分野

生産工学を活用した生産性向上

管理者、リーダー育成

販売促進・販路開拓

IT活用

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