圧倒的なスピードで成果を出す、新規事業のはじめ方 3 ~手法の実践編~

執筆者:東 隆志

更新日:2018年10月03日

誰でも実践することができる手法

(2の続き)
 リーン・スタートアップは、米国のシリアルアントレプレナー(連続起業家)であるエリック・リース氏によって提唱されたものである。その手法をまとめた同氏の書籍には、次の記述がある。
 「リーン・スタートアップを支える根本的な思想は、『思い込みを捨て、実験による検証という科学的な進め方をする』だろう。だから、手法を正しく学べば誰にでも使える。」(エリック・リース(2012)『リーン・スタートアップ ムダのない起業プロセスでイノベーションを生みだす』(井口耕二訳)日経BP社)

 新しい製品やサービスの開発は優れた人が行うから成功するものではなく、正しいやり方で進めるから成功をするのである。

 ソフトウェア開発業界では、短期間で「設計」「実装」「テスト」を繰り返す「アジャイル開発」が注目されている。アジャイル開発も、顧客のニーズが多様化し不確実性の高い環境の中で優れたシステムを素早く開発することを目的としている。また、今までにない製品やサービスを作り出すための「デザイン思考」では早い段階で顧客にプロトタイプ(試作品)を使ってもらい、顧客からの反応を引き出すことを重視している。
 アジャイル開発もデザイン思考も、仮説と検証を繰り返す実験的なアプローチ方法である。顧客の趣向が多様化し、製品のライフサイクルが短く不確実性も高い市場で成功を収めるための共通した考え方であろう。

 リーン・スタートアップを実践するためには、クラウドファンディングを利用して資金を調達することも有効であろう。クラウドファンディングとは、自らのアイデアをウェブ上でプレゼンテーションすることで、そのアイデアへの賛同者を集められる仕組みである。賛同者を集められた場合は顧客にとって価値があると評価されたのであり、賛同者を得られない場合は価値を提供できていないことが分かる。クラウドファンディングのサイトでは、顧客からコメントなどのフィードバックも得られる仕組みがある。

 リーン・スタートアップの考え方を取り入れて、貴社の製品やサービスの開発に活かしてみてはどうだろうか。

この記事の専門家

中小企業診断士、パーソナルベスト株式会社 代表取締役

東 隆志

大学卒業後の19年間はIT企業の営業職を務める。父親が経営する不動産業の会社を承継するために退職する。その後、不動産や会社経営に興味を持ち宅地建物取引士や中小企業診断士の資格を取得。現在は経営者・経営コンサルタントとして活躍している。

得意分野

不動産経営支援

創業支援

事業承継支援

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