自前で開催可能!「街バル」を活用した飲食店のファンづくり 3 ~バル開催のコツ編~

執筆者:水戸 脩平

更新日:2019年03月13日

取り組む上でのポイントを押さえる

(2の続き)
 街バル開催に当たり、イベント運営のノウハウがなければ始められないと考える人も多いと思われる。しかし実際には、バルの趣旨に賛同した店舗が合同で企画し、バルメニューを準備して宣伝を行い参加者に楽しい場を提供することで、街バルは成立する。イベント運営のノウハウがなくとも、街バルは自前で開催可能なのである。
 気仙沼バルもイベント会社は活用せず、商店街、参加店舗、気仙沼市、気仙沼商工会議所および中小企業診断士が連携し、手作りで企画・開催している。

 また、地域特性を活かし、地域を含めて連携・活性化することが、自店舗の新規顧客およびファン・リピーターの獲得につながる。「気仙沼バル」では、本番終了後1週間を「後バル」としてチケットを利用できるようにし、当日参加できなかった顧客の来店と参加者のファン・リピーター化を促進している。

 街バル成功のためには、参加店舗の「巻き込み」や「取組意欲の醸成」も不可欠である。
 参加店舗を巻き込むためには、運営者が街バルの開催目的や意義や概要を説明し、理解した上で参加してもらう必要がある。気仙沼バルの場合、気仙沼市内の運営スタッフと中小企業診断士が連携し、店舗への説明と参加勧誘を行っている。

 また気仙沼バルでは、街バルに主体的な意思を持って参加してもらうため、参加店舗にチケットの販売目標枚数を設定している。目標枚数を設定することで、それを達成し、街バルを良いものにする意思がある店舗のみが参加するため、結果として街バル全体の取組意欲が高まりやすい。

 そして、街バルのPRには、FacebookをはじめとしたSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を活用するとコストがかからず手軽に情報発信できるため、非常に有効である。街バルの場合、開催目的やバルメニューの発信が特に「いいね」をもらえる傾向にあり、バルメニューは特に朝(通勤時間帯)や夕方(夕食前)の時間帯の投稿が効果的である。

 集客に悩む地域・店舗にとって、街バルは地域と店舗の活性化を両立できる有効な取組である。開催を検討する場合、イベントのノウハウを数多く持っている全国の商工会議所・商工会、中小企業診断士に相談することをお勧めする。

この記事の専門家

中小企業診断士・融資コンサルタント

水戸 脩平

早稲田大学卒業後、金融機関(コンサルティング)、ITベンダー(経理・営業)を経て、広告会社で経営管理・組織活性化に従事。2012年中小企業診断士合格後、資金調達支援(融資・補助金等)および創業・起業支援を中心に活動中。

得意分野

資金調達支援

創業・起業支援

事業計画書作成支援

組織活性化支援(人材育成等)

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