日々の行動を継続させるための5つのステップ 1 ~習慣化の導入編~

執筆者:坂本 敦史

更新日:2019年03月11日

ゴールのイメージが継続の第一歩

 「日本企業の経営課題 2018 調査結果」(一般社団法人日本能率協会)によると、日本企業が直面している経営課題の第1位として、「収益性向上(43.2%)」が挙げられている。これは一時的なものではなく、経営者にとって常に付きまとう課題であることだろう。このような課題に常日頃から取り組むためには、日々のちょっとした行動を見直すことが非常に効果的な対策の1つとなる。

 日々の行動、すなわち「習慣化」に関しては、(「7つの習慣」、(スティーブン・R・コヴィー著)を始め、さまざまな書籍が刊行されるほど、注目を浴びているテーマとなっている。同時に、それだけ行動が継続できずに悩んでいる人が多いことを物語っている。

 習慣化にはさまざまなアプローチが存在するが、今回のコラムでは筆者の経験に基づく「5つのステップ」による仕組みで、行動を無理なく継続できる手順を紹介する。
 5つのステップを順に並べると、以下のとおりである。
(1)ゴールをイメージする
(2)言語化する
(3)選択肢を排除する
(4)数値化する
(5)検証する
 これらを3回にわたり、順に説明していく。

(1)ゴールをイメージする
 習慣化はダイエットと比較して語られることが多いが、日々の行動を継続するためには、その継続の先、つまりゴールの状態がどのようになっているのかをイメージする必要がある。イメージするポイントは2つで、「小さなノルマ」と「大きな目標」である。
 例えば、小さなノルマは「毎日、終業時に日次売上を把握する」こと。大きな目標は「従業員の数値意識向上に繋がるかもしれない」「売上を伸ばすべき領域が明確になるかもしれない」「顧客や取引先との関係性が向上するかもしれない」などが挙げられる。

 小さなノルマである「日次売上を把握する」のような行動を続けた将来に、経営者が、または自身の企業がどのような状態になっているのか、それが大きな目標となる。このときに注意すべきことは、できなかった場合のネガティブなイメージではなく、できた場合のポジティブなイメージを思い描くことである。

 「日次売上を把握できないと、従業員の数値意識は高くならない」ではなく、「日次売上を把握すると、従業員の数値意識は高くなる」と思い描くのである。
 どちらも行動としては同じかもしれないが、ネガティブなイメージを思い描くと、できない理由を探す思考に入っていってしまい、継続しなくなってしまう。ポジティブなイメージを描けば、主体性を持って行動していこうと、自らの考え方を変えることができる。この段階では漠然としたイメージを思い浮かべる程度で十分である。

【より具体的なアクションに結び付けるためのステップとは?】に続く

この記事の専門家

中小企業診断士、薬剤師

坂本 敦史

1983年東京都生まれ。東京薬科大学大学院薬学部修士課程修了後、調剤薬局のマネージャーとして19店舗70名を管理する。他に管理職の育成研修を企画。現在は独立し、企業向け研修トレーナーとして、新人研修や管理職研修に携わる。

得意分野

店舗運営管理

人材育成

マネジメント研修

写真撮影

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