仕事が劇的に変わる「やりとり術」vol.6 ~人の力を借りるお願いの仕方 02~

執筆者:伊庭 正康

更新日:2019年08月22日

(vol.5のつづき)

④【話しかけ方】お願いする際は、DESC法で話しかける
DESC法という話法を使うことで、遠慮せずに相談をしやすくなります。
DESC法とは、この順序で話します。

D《Describe=描写》
 状況を説明(意見を言わず、状況を述べるだけ)
 
E《Explain=説明》
 自分自身の思いを説明(ここで、自分の意見を伝える)
 
S《Specify=提言》
 提案をする(具体的な提案をする)

C《Choose=選択》 
 選択をしてもらう(最後は、選んでもらう)

少しやってみましょう。
「A商事様に、30分以内にファックスを送らないといけないのですが、実は、他の作業を抱えている状況なのです」(D)
「ただ、A商事様は時間に厳しそうなので、早目の対応をしたいと思っています」(E)
「もし、間に合いそうになかった場合、20分後位にファックスを送ってもらうお願いができればと考えております」(S)
「ご状況はいかがでしょうか?」(C)
いかがでしょう。この流れだと、言いやすくありませんか。ぜひ、遠慮してしまいそうな時は、DESC法を使ってみてください。

「計画は悲観的に、行動は楽観的に」こそが、段取りのセオリーです。最悪のシナリオを考え、もしバタつきそうなら、先にお願いの打診をしておきましょう。そうすることで、あなた自身だけでなく、周囲に迷惑をかけることもなくなるでしょう。
お願い上手になることは、信頼を得るコツでもあるのです。

(仕事が劇的に変わる「やりとり術」 vol.7へつづく)

この記事の専門家

株式会社らしさラボ

伊庭 正康

1969年 京都生まれ。1991年リクルートグループ入社。短時間で成果を出す手法を駆使した“残業レス”の仕事術でリクルート社の全国年間トップを4回、累計40回以上の表彰を受けたトップセールス、トップマネジャー。その後、営業部長、関連会社の代表取締役を歴任。
2011年、研修会社「らしさラボ」を設立。「らしさ」を活かし、短時間で圧倒的な成果を出すことをテーマとした営業力強化、リーダーシップ、ストレス対策の研修・講演・コーチングを実施。リーディングカンパニーから年260回のオファーを受ける、日本経済新聞、日経ビシネスアソシエからCamcan等、幅広くマスコミでも紹介される人気コンサルタント。
近著に「仕事の速い人が絶対やらない段取りの仕方(すばる舎)」「できるリーダーは、「これ」しかやらない メンバーが自ら動き出す「任せ方」のコツ (PHP研究所)「面倒な“やりとり”がシンプルになる仕事のコツ48(かんき出版)」他多数の書籍がある。無料メルマガセミナーも好評。

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