ミラサポ 未来の企業★応援サイト

アワード受賞企業に学ぼう!リーディング企業ピックアップ Vol.6

CASE-3 株式会社杢目金屋

2017年1月から本格運用が始まった「おもてなし規格認証制度」。
3月6日に行われた「伸び盛り企業会議2017」に登壇した「おもてなし規格認証2017」のパイロット認証取得企業4社の取り組みを通じて、おもてなし規格認証取得に向けたポイントをご紹介してまいります。
※本記事は2017年3月6日時点の取材を基に執筆・掲載しています。

株式会社杢目金屋

株式会社杢目金屋

  • ■代表者:代表取締役 髙橋正樹
  • ■事業内容:ジュエリーの製造・販売
  • ■所在地:東京都渋谷区神宮前2-4-2
  • ■設立:2003年(平成15)年12月
  • ■資本金:6,000万円
  • 従業員数:166名 ※2017年4月 現在

【おもてなし規格認証2017】 ★★紺認証(独自の創意工夫が凝らされたサービス提供者)を取得

お客様の声を取り入れ経営改善に取り組む
株式会社杢目金屋 代表取締役 髙橋正樹 氏


株式会社杢目金屋
代表取締役 髙橋正樹 氏

弊社は、伝統技術「木目金(もくめがね)」を用いた結婚指輪をはじめとするジュエリーの企画・製造・販売を行っています。
「木目金」は異なる色の金属を重ねて唯一無二の木目模様を生み出す、江戸時代から400年続く伝統技術です。

弊社では国内外の研究機関の協力のもと「木目金」の復元研究を行うNPO法人を立ち上げ、研究をもとに技術を応用、発展させた製品開発を行っています。
日本初の木目金のオーダーメイドジュエリーとして直営店を20店舗、特約店を31店舗展開しています。

主力商品の「つながるカタチ」という結婚指輪は、1つにつながる指輪をお客様自身の手で分かち合うことで完成します。その瞬間の思いを分かち合う、という体験こそが価値であるというコンセプトが評価され、グッドデザイン賞や海外のデザイン賞を受賞しています。

製造に関する生産性向上としては、技術のデータ化を行い、伝承が困難な職人の技を「見える化」「分業化」したことにより、安定したクオリティで生産できる体制を整えました。結果、若者の雇用確保や、全従業員の約5%にあたる障害者雇用を実現させることができました。

弊社は宝飾業界では珍しい製販一体のサービスを提供しています。166名の全社員が経営計画書にもとづくPDCAサイクルを個人単位で落とし込み日々取り組んでいます。お客様の声を商品価値の大切なリソースとして捉え、継続的に経営改善を行っています。

私たちは、商品を提供するサービスだけでなく、お客様の声を大切にした価値創造の生産性向上こそが"おもてなし"と考えます。
おもてなし規格認証取得に際しては、自分たちの取り組みを見直す機会と捉え、お客様と従業員の満足度の高い社会的価値を作り出す経営の実現を最終目標に、応募させていただきました。

PDCAの実践と社会への貢献度が認証のポイント
日本CSR協会 代表理事 前田浩 氏


一般社団法人日本CSR協会
代表理事 前田浩 氏

私たち日本CSR協会の評価基準の「紺認証」の合格基準は5段階評価(5点)3点以上としています。今回認証した杢目金屋さんは基準点を大幅に超える4.14点でした。

認証のポイントとしては、職人さんの技の「見える化」のお話もありましたが、6年前に作成された社員全員に配布されている「経営計画書」がベースとなって、業務フローやコミュニケーションのフロー、個人業務のフローなどの「見える化」を通してPDCAの管理が行われている点が挙げられます。

また、同社の「社是、七精神」に含まれている「おもてなし」やCSRの基本精神を通して、お客様の声を大切に業務や商品にフィードバックするなどお客様から信頼される取り組みを行っていることや、障害者雇用、若者雇用など社会への貢献度が高いことも認証の際のポイントになったと考えます。

認証取得のポイント

♣ 全社員で経営計画書を共有し、業務フローや個人単位の業務までPDCAの管理を実践するなど継続的な経営改善に取り組んでいる

♣ 伝統技術をデータ化することで生産性を高め、若者の雇用確保や障害者人材採用など社会貢献につなげている




vol.6 TOPへ