すぐに使える!今日からできる!!ミラサポかんたんシリーズ

「コミュニケーション」や「マーケティング」は、自分には関係のない分野だと思っていませんか?ちょっとしたコツやテクニックを知るだけで、販路開拓や営業活動の生産性向上につながる可能性がある、あらゆる業種の方に知っていただきたい領域です。

長年コミュニケーションやマーケティング領域に従事している、現役のプレーヤーが「今日から使える」「生きた知識」を、かんたんなステップでお伝えします!

マーケティング講座篇

第一章 かんたんプレゼン① ~伝わる・わかりやすいプレゼンのつくり方~

プレゼンテーション(以降、プレゼン)は、自分の伝えたいことを相手に的確に伝えることに適した手法で、さまざまな場面で用いられています。ただ、いざプレゼンを行おうとすると、「言いたいことがあり過ぎて話が長くなってしまう」「相手に興味を持ってもらえない」「何を伝えれば相手が納得してくれるかわからない」などの悩みを抱える方も多いのではないでしょうか。

ここではビジネスに直結する大きなチャンスである、商談会や展示会などにおけるプレゼンを取り上げ、だれでもかんたんにできる、プレゼンの仕方をご紹介します。この場合のプレゼンとは、
①自社について他社の人に話す
②それを他社の人にわかってもらう
③お互いがそのことを共有する
のステップを経て、販路開拓や事業拡大、新商品/サービスの共同開発など、次のアクションに導くことです。

最終ゴールに向けて、伝わる・わかりやすいプレゼンをするには?第一章ではプレゼンのつくり方について、言うべき内容をどのようにまとめればよいか、ポイントをご覧ください。


STEP1 特長を「ひとこと」で伝えよう

まずは、自分の会社や商品の特長を、ひとことで表現する「ひとことコピー」を考えます。

たとえば自社の商品が自動車だったとします。その商品を説明する際、『弊社のクルマは・・・「動かないクルマ」です。』と言ったら相手は、「これが商品の特長なのだな」と認識し、「どういうことだろう?」と興味を持つことになります。

最初に商品の特長を「ひとこと」で端的に伝えることで、相手がその後の話を聞きやすくなります。

ひとことコピー

POINT

「ひとことコピー」は、特長がパッとわかり、"引っかかる"言葉であると効果的です。長すぎない方がおすすめです。
最も伝えたい内容が何かを考えるきっかけにもなりますので、ぜひ考えてみましょう。

STEP2 3つのポイントで特長を印象づけよう

STEP1で伝えた「ひとこと」によって相手の興味を引き付けました。次はその特長について、ポイントを3つに絞り、説明を加えます。

たとえば前述の自動車を例にします。
ひとこと:
『弊社のクルマは・・・「動かないクルマ」です。』

3つのポイント:
1. どんな急ブレーキでも、「動きません」。
 (つまり・・・)
2. デザインの価値は、「動きません」。
 (つまり・・・)
3. 今後10年間の価格は、「動きません」。
 (つまり・・・)

「ひとこと」で語った特長について、3つのポイントを伝えることで、相手はより具体的に商品をイメージできるようになります。

3つのポイント

POINT

ヒトはモノゴトを3つまでしか覚えられないと言われています。不要なものを削り、重要なポイントを3つ以下に絞ることで、内容をきちんと相手に印象づけましょう。

STEP3 各ポイントの根拠を明確にしよう

次は、STEP2で伝えた「3つのポイント」について、相手に納得感を持ってもらうために、それぞれ根拠となる事実を示します。
データ、事例、受賞・知的財産などの権威、その他実績など、客観的に評価できるものをアピールすることが効果的です。

たとえば、
1. システムを独自開発しました
2. 世界的デザイナーの●●を起用しました
  ○○デザイン賞で表彰されました
3. 提携工場との間で、10年契約を締結しました
                      など

根拠を明らかにすることで、STEP2の「3つのポイント」に信頼性が加わり、相手に納得感を持って商品特長を理解してもらえるようになります。

ポイントの裏づけ

POINT

各ポイントの根拠は、STEP2の「3つのポイント」が客観的な事実に基づくものであることを示す材料です。実績を示すよい機会でもありますので、効果的にPRしましょう。

STEP4 資料の見やすさを工夫しよう

最後は、伝わりやすさを助ける資料の見せ方を工夫します。

プレゼン資料が見やすいと相手が理解するスピードも速くなります。資料を作成する際は下記に気を付けると整った見やすい資料になります。
・フォントを統一
・フォントサイズは24pt以上
・わかりやすい写真や図を挿入
・シンプルさを第一に

プロジェクターなどで投影する場合は、会場やスクリーンの大きさ、明るさなどが見やすさに影響します。可能であればリハーサルをして文字の読みやすさを確認し、必要に応じてフォントサイズを変えるなど、対応しましょう。

資料の見せ方

POINT

フォントサイズは、話す相手やシチュエーションに合わせて臨機応変に変更しましょう。たとえば、ご高齢の方がターゲットであれば、より大きいフォントにする必要があります。

講師
A営業部長

講師名:A営業部長
某広告代理店

さまざまな業界・規模のクライアントを担当し、マーケティング、コーポレートアイデンティティ、広報のほか、イベント・調査・コンサルティングなど、幅広いソリューションを提供。商店街などの地域マーケティングや、中小企業・小規模事業者・ベンチャー企業などを対象にした事業・イベント運営のプロジェクトマネージャーも多数。
さまざまなプロジェクトやイベントでの講演実績もあり。