Vol.2

「香川の"ええもん"魅力化に挑む人々」

今回の舞台は"うどん県"香川。しかし、その魅力は讃岐うどんだけにあらず!
地元の"ええもん"魅力化に誇りを持って取り組む8人に会ってきました。




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『香川の"ええとこ"教えてください』
「人が温かく、地域の人が優しく見守ってくれるところ」

マコーズファクトリー株式会社 代表取締役
吉野 正晃さん

卵や乳製品、バターを使わず、基本の食材は小麦粉、塩、砂糖、パン酵母のみという正統派ベーグル

その風貌どおりの美味しく優しいベーグルを作る吉野さん。"生地を茹でて焼く"基本を守り、もちもちした食感で噛み締めるほど生地の美味しさが口いっぱいに広がる。「美味しいものを世に出すお手伝いがしたい」と、瀬戸内レモンやボイセンベリー、希少糖など、地元産の食材を使ったメニューを開発。

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『香川の"ええとこ"教えてください』
「祖父は豊島で漁師をしていました。瀬戸内海と海の幸、これが私の誇りです」

株式会社キングフーズ 代表取締役
安岐 麗子さん

総菜事業「真魚亭(まおてい)」の商品。ていねいな仕事への信頼は厚い

父の会社・安岐水産の下請けとして主にイカそうめんの製造をしていたキングフーズが「瀬戸内海の海の幸を、もっと届けたい」と惣菜事業を始めたのは2010年。持っていた冷凍技術を活用し、県外まで流通させる。と、同時に地元の女性たちの雇用にも繋がった。「人の縁がここまで運んでくれた」と出会いに感謝する。

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『香川の"ええとこ"教えてください』
「先人が愛し、この風土と文化を今に残してくれている。それが素晴らしい!」

有限会社満久屋 六代目取締役職人
豊浦 孝幸さん

1時間で250枚のペースで一日数時間。「おいしいの一言が一番うれしいです」

絶好の良漁場である瀬戸内海の燧灘(ひうちなだ)で採れた海老を円形の型にはさんで蒸し焼きにする「あいむす焼き」。独自の製法で1枚1枚手づくりされたせんべい状の菓子には、甘みの強い海老の味がそのまま活かされている。「2012年から、県の特産品である伊吹いりこを使った製品も手がけています」。

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『香川の"ええとこ"教えてください』
「作り手の技と気持ちが伝わる食材が豊富です。その味を全国に伝えたい」

Ainaふろーりあん
高橋 竜史さん

糖度が高く加工の難しいシャインマスカットを使った「シャイン・チ・ズー」

斬新なアイデアとネーミング、確かな技術力で作られる、唯一無二のスイーツ。評判が評判を呼び、「高橋さんならなんとかしてくれる」と生産者からの持ち込みも多い。さぬき市産の食材を使った「情熱トマト18」、「もちもち自然焼」など、店内に並ぶ菓子は約60種類。「香川ならではの菓子をたくさん作りたい」。

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『香川の"ええとこ"教えてください』
「アートです。特色のある美術館やフェスティバル、伝統工芸が揃っています」

有限会社宗家後藤盆
後藤 孝子さん

孝子さんの手がけた器は斬新なアイデアで後藤塗に新風を吹き込む

香川漆器の5大技法のひとつ「後藤塗」は、深い朱が年月を経るうちに鮮やかな朱に変化するのが特徴。直接、木地に指で漆をすり込んだり塗ったりすることで、「おどり」と呼ばれる独特の模様をつくり出す。一子相伝の技を5代目・孝子さんは、モダンにアレンジ。「日常生活で楽しんで使える漆器を作りたい」。

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『香川の"ええとこ"教えてください』
「他人への協力を惜しまないところ。いつも周りの皆さんに助けられています」

結納センターつちだ 副代表
土田 裕也さん

飛鳥時代からの歴史を持つと伝えられる水引を、アレンジで身近な存在に

豊浜町には、かつて和紙をこより状にした水引細工の職人が多かった町。主に結納の際の立体の水引飾りを多く手がけていたが、二代目・裕也さんは現代の需要を考えて、ドレススタイルにも合う髪飾りやブーケを考案。「まずは見てもらい、興味を持ってほしい。日本の職人技として、海外からも関心をもってもらっています」

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『香川の"ええとこ"教えてください』
「自立心が高く、合理的な知恵がある。その先人の積み重ねを次世代に伝えたい」

ROOTS BOOKS 代表
小西 智都子さん

『せとうち暮らし』(年3回発行)など手がける媒体で離島にも足繁く通う

地元新聞社の編集部を経て、小さな出版社を立ち上げ。「瀬戸内で昔から営まれてきた習慣や文化を知る人が少なくなってきた。それを活字で残すのが使命」と、雑誌『せとうち暮らし』を創刊。「都会と比較するのでなく、自分たちのものさしで見ないと地元の本当の価値はわからない」がモットー。

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『香川の"ええとこ"教えてください』
「人と人の繋がりのもと、自然とお互いに支え合う空気があります」

有限会社広野牧場 代表取締役
広野 豊さん

酪農などの農業体験の受け入れにも力を入れる

飼育する乳牛は県内トップクラスの約260頭。2代目は次世代の農業を念頭に起き、ジェラート店の経営に挑戦する。「農業のイメージを変え、若い人に興味を持って欲しい。それと同時に、田舎に人を呼べる場所を作りたかった」。難しいのは人材育成。「これからの農業に、コミュニケーション力は不可欠」。

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