未来の企業応援セミナー in 近畿

未来に挑戦する中小企業・小規模事業者と支援機関の連携

2013年12月4日、大阪の朝日生命ホールで開催。パネルディスカッションでは、インターネットを活用した情報収集や共有、発信などについて討論が行われました。

●パネリスト
リバティ・フィッシュ株式会社 代表取締役--------石丸 博士氏
株式会社ディプロム 代表取締役-------------貴島 清美氏
豊中商工会議所 創業・経営専門相談員-------尾上 康之氏
近畿大阪銀行 営業統括部情報リレーション室スーパーバイザー-----野村 建氏

●コーディネーター
ミラサポ大阪府エリアモデレータ------------------森本 明夫氏

中小企業・小規模事業者と支援機関の今

森本 明夫氏
森本 明夫氏

森本

最初に自己紹介を兼ねて現在どんなことをやっておられるかをお話しください。

貴島

1992年にITを主軸とする会社を設立しました。大阪で大手コンピュータ会社に勤めていたので自分の経験を生かせる会社を作りました。システム開発、ウェブ制作、CM撮影、動画制作などを行っております。お客様のいろいろな要望に応えているうちに企画、制作、運用から人材派遣、電気通信まで現在4社を経営しています。
貴島 清美氏
貴島 清美氏

森本

今日は企業代表として貴島さんと石丸さんにも参加してもらっています。
石丸 博士氏
石丸 博士氏

石丸

弊社はITソフトウェアの開発会社です。ネクストオンリーワンということを社の方針に絶えず新しいものを追いかけていて、大手が手を出さないような技術を中心にウェブ系のサイトの構築をやっています。

森本

支援機関を代表して野村さんと尾上さんに参加してもらっています。

野村

我々地方銀行は地域密着型金融をいかに進めるかが大きな命題です。当行では各営業店からの情報はソリューション営業室に一極集積され、それを専門家が仕分けして企業のライフスタイルに合った創業、新規事業、事業再生、ビジネスマッチング、事業承継、海外展開などの支援にあたっています。
野村 建氏
野村 建氏
尾上 康之氏
尾上 康之氏

尾上

私は2003年から豊中商工会議所で中小企業の経営革新、創業の支援をしています。経営者の方が相談に来られた時は、経営ビジョン・経営理念を確立してもらうようにお話ししています。まだ確立していない時は、一緒に考えるお手伝いをしています。私たちは「笑顔と希望」をビジョンに支援をしています。

ミラサポを活用したビジネス創造の可能性とは

森本

ミラサポの一つの目的は女性経営者を育成することです。貴島さんはAPECの女性経営者の会に出られていますよね。

貴島

2011年にサンフランシスコで開かれたAPECに大阪府中小企業家同友会の代表として出ました。このときの大会はヒラリー・クリントンさんが主導されて「女性が経済力をつけて世界経済を活性化させよう」というのがテーマでした。ヒラリーさんは「日本は古い慣習にとらわれて女性の能力が活用されていない。これが改善されたら日本のGDPは16%上がる」と言われた。私は自分一人で起業し、3人の子供を育てながら会社を増やしていますが、日本は家庭で何かがあるとキャリアを断念しなければならないなど女性が働きにくい社会構造になっています。

森本

石丸さん、最近取り組まれた事業をご紹介ください。

石丸

医療、介護系の事業を展開しています。体重、血圧、投薬、食事など体調に関する情報をパソコンや携帯で入力し、それを医師や栄養士に見てもらい健康に役立てるヘルスケアシステムを開発しました。この事業においては、ミラサポの「グッド・ビジネス・アワード」に応募しています。また、医療機関、健康食品会社、自治体との連携で海外も視野に入れたネットワークを、ミラサポを活用して広げていきたいと思っています。

森本

ミラサポについての可能性、提言などがありましたらお願いします。

尾上

経営戦略の基本は、強みを生かして成長する市場で事業を展開することです。そのため、自社の強みを見出して成長する市場を見極めるのですが、実際これが大変難しい。ミラサポの中には、ミラサポコミュニティという交流サイトがあります。私も実施しているのですが、強みと思える分野の事業やアイデアに関して発信し続けると、専門家や関心のある企業から反応があり、戦略を前進させることができます。

野村

ミラサポは事業再生、経営革新、創業、農商工連携など幅広い経営課題の解決に活用ができると思う。いずれにしても機能を十分発揮するにはまず会員を増やすこと。会員増強には我々支援機関が動かなければと思っています。また近年の経営相談の傾向としては補助金についての相談が多い。様々な中小企業支援施策があって経営者はどれをどのように選んだらいいのか判断しかねています。そこにミラサポが活用できるんじゃないでしょうか。

貴島

現在FacebookなどのSNSを利用して行っている、各企業が所属する団体の会員同士の情報共有をミラサポ上に移すことで、会員数が一気に増えるのではないかと考えています。また、ミラサポは全国的組織ですので会社の成長に必要な支援が幅広く受けられると思います。



すべての特集を見る