Vol.9 人材採用・育成に取り組みませんか? 注目施策のポイントを中小企業庁担当者にインタビュー。

現在募集中の「ひとづくり支援(中小企業・小規模事業者人材対策事業)」(以下、「ひとづくり支援」)。活用された方にはよく知られていますが、まだまだ聞きなれない方も多いかと思います。
そこで今回は、中小企業庁 経営支援課 中村 千恵子係長にインタビューし、施策の概要や活用方法などをうかがいました。

人材を採用したい事業者が、活用できます

今回お答え頂いた、中小企業庁経営支援課 中村係長

ミラサポ事務局:「ひとづくり支援」の概要を教えてください。

中村係長:「ひとづくり支援」は、中小企業・小規模事業者の人材確保を目的とし、中小企業・小規模事業者と、就業希望者とをマッチングさせ、インターンシップ実施などを支援する取り組みです。内容は大きく分けて、インターンシップと、中長期的な人材確保・定着支援に分けられます。
インターンシップには、①中小企業新戦力発掘プロジェクトと、②新卒者就職応援プロジェクトがあり、育児で退職し、再就職を希望する方や、新卒者・未就職の既卒者の方々を対象としています。
中長期的な人材確保・定着支援には、③人材確保・定着支援事業、があり、大学生やシニア層などを対象に、中小企業者の方に出前講座を開催していただいたり、企業の現場を回るバスツアーを開催するなど、企業アピールの場を設け、その後のマッチングや研修など、長い目で人材確保・定着につながる支援を実施します。

ミラサポ事務局:昨年度より、更に充実した支援内容になったそうですね。

中村係長:対象者は、これまで主に学生と女性でしたが、今年度は、シニア層や、フリーターなどの正規社員を目指される方などにまで拡大しました。拡大の背景には、「経営者の右腕になるような人材を採用したい」、「ミドル層が欲しい」など、事業者の多岐に渡るニーズにお応えしたいとの想いがあります。
また、受け入れ側の事業者の枠も拡大し、今年度は、中小企業、一部の社会福祉法人に加えて、NPO法人の一部の方も登録できるようになりました。

事業者、実習生ともに、納得できる雇用を実現するための仕組み

「ひとづくり支援」のパンフレット

ミラサポ事務局:応募から、インターン実施、採用に至るまでは、どのような流れになりますか。

中村係長:インターンシップについては、人材を募集したい事業者の方と、就業希望者の方の募集を開始しております。全国を9つの地域ブロックに分け、コーディネート機関の窓口を設けていますので、お近くの窓口に申請してください。事業者の方の費用負担はありませんので、お気軽にご応募ください。

登録後、コーディネート機関が、事業者と就業希望者に対して、それぞれ面談を行い、雇用の条件などをヒアリングします。コーディネート機関は、ヒアリング内容を基に、事業者と就業希望者とのマッチングを行います。就業希望者には、職場の見学もしていただき、マッチングが成立すると、インターンシップが開始となります。
インターン期間の実習生への教育にあたっては、標準マニュアルをご用意するとともに、登録先コーディネート機関からアドバイスを受けながら、研修プログラムを組めるようなサポート体制があります。採用経験のない事業者も、安心してご登録ください。また、インターン期間中は、国から実習生に対して一定の助成金を支払います。
インターン期間は、最短で2週間、最長で3ヶ月間となっており、事業者の方は、この間に人材の見極めや、相性のご判断をしていただきますので、即戦力になる人材の確保にもつながると思います。

インターン受入で、採用の悩みがクリアに

今回お答え頂いた、中小企業庁経営支援課 中村係長

ミラサポ事務局:実際にインターン受入を行った、事業者の方の声を教えてください。

中村係長:昨年度までの取り組みの中で、インターンシップでは、「インターン生が思った以上に優秀で、即戦力として活躍してくれた」、「主婦の方の採用を躊躇していたが、インターンシップを行うことで不安を払しょくでき、採用に踏み切ることができた」など、嬉しい声をいただいています。人材でお困りの方は、「人づくり支援」も、ひとつの手段と考えていただければ良いですね。

また、中長期的な人材確保・定着支援では、若年雇用者向けのスキルアップ研修やモチベーション向上のための研修等も行っていますので、社員研修を受けさせたいが、費用がないという事業者におかれては、是非、ご活用いただくようお願いします。

ミラサポ事務局:ひとづくり支援は、中小企業・小規模事業者と多様な人材、双方が納得した上で、人材確保をできる機会を創出する取り組みなのですね。本日はありがとうございました。




すべての特集を見る