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経営指導員の方へ

小規模事業者支援 スキルアップFAQ

経営指導員研修で複数寄せられた質問にお答えします。

小規模事業者と接する中で感じる悩みについて

小規模な会員企業の方々と話していると、果たして強みなんてあるのかなあと感じてしまいます。どのように考えたら良いでしょうか。
「何もしていなかった。ちゃんとしていなかった。」これこそが、小規模企業の最大の強みです。
「何もしていなかった!」だから「伸び代がいっぱい」なのです。「ちゃんとしていなかった!」だから「ちゃんとしたら、結果が出る」のです。
具体的事例は、枚挙に暇がありません。一般的には小規模持続化補助金受託者の取り組み(事例)が、それを証明していると思います。
•暗い看板にライトをつけたら、売上が伸びた。
•顧客リスト・チラシ等が無かったから、きちんと作成して、挨拶して回ったら売上が伸びた。
•棚卸し、試算表を毎月、きちんと作った。
•どんぶり勘定をやめて、きちんと伝票をつけ管理するようになった。
経営者、お店、事業所等の「強み」を知りたいのですが、どうしたら良いでしょうか。
「あなたの強みはなんですか?」と聞いて、応えられる小規模事業者は、果たしてどれくらいいるのでしょうか。
ほぼいないというのが現実でしょう。 残念ながら、SWOT分析に辟易としている経営者が多いのも事実です。
目線を変えて、「強み=飯のタネ」と置き換えるとしっくりくることが多いです。「強みは?」の質問を「飯のタネは?」に変える。そうすると、利益に意識が行きます。売上と利益の表に繋がっていきます。
「うちは、特別なことはなにもやっていないから」と言われ、会話が続きません。どうしたら良いでしょうか。
特に若い指導員の方々からよくいただく質問です。
「普段の仕事のことを、教えてください」これから始めてください。そして、素直に分からないところをまた「教えてください」と敬意を持って聴いてください。すると、その言葉の中に本人には当たり前でも、凄い強みを見いだせる事がよくあります。
経営指導員だから、指導しなければならないという考えを変えて、教えてもらいつづけることで、経営支援の領域が広がり続けていきます。
経営者の方々との話し方が分かりません。どうしたら良いでしょうか。
最も大事なことは、「そうだ!経営指導員の○○さんに聞こう!」と思っていただくことです。
当たり前ですが、顧問のコンサルタントがいない大半の小規模事業者にとって、指導員の方々は、身近な相談者であり、内容によっては、経営者の命を守る最後の砦であると思っています。
そのために、普段からコミュニケーション能力を高めておく必要があると思います。

小規模事業者から質問への答え方について

経営者から「まず、何から始めたら良いのでしょうか?」と聞かれた場合、どのように答えれば良いのでしょうか。
すでに経営計画を作っているなど、やる気・積極性を感じられる経営者の方へは、以下の4つのステップでアドバイスをしましょう。
1. 売上と利益の表を作って、飯のタネを把握しましょう。
2. その飯のタネを、もっと売りましょう。
3. その具体的な方法が分からなければ、同業他社を調べましょう。ネット検索すれば事例はいっぱい出てきますよ。
4. 調べたら、出来そうなやり方を真似してみましょう。真似することは、学ぶことです。

あまりやる気を感じられないが、少しはやる気があると感じられる方へは、上記よりハードルを下げて、まずは行動することをお話してください。
1. まずは(お店、工場等)掃除してみましょうか。
2. 掃除をして、片付けたら、雰囲気や景色が変わり、やることが見えてきますよ。
3. そして、伝票を見直してみましょう。

基金繰り、事業再生、廃業等案件について

資金繰り困難、再生、廃業案件を相談された時には、どのように対応したら良いですか。
資金繰り表など会計資料を見た後、まずは「よくぞ、ここまで頑張りましたね」と、その経営者がここまでやってきたことをしっかりと認めて、ねぎらうことが重要です。
経営者は相談に来るまで、毎日サンドバッグ状態で疲弊しています。その方が、藁をもすがる気持ちで相談に来たのに、ダメ出しをしては何の意味もありませんし、崖から突き落とす事になります。
まずは、ここまで事業継続されたことは立派なことだと認めて、話を聴くこと(傾聴から敬聴へ)です。
信頼関係を再構築してから、具体策へ入ってください。ポイントは、守るものと、守らないものを分けることです。

事業承継について

仲の悪い親子の事業承継はどうしたら良いですか。
親御さんに感謝の気持ちを伝えてください。直接本人が言えないのならば、指導員の方が間に入って、
•「お父さんが、息子は頑張っている」と言っていましたよ。
•「息子さんが、親父は凄いよ」と言っていましたよ。
と、恋のキューピットの如く、行動してください。
結構、効果大きいですよ。

事業計画書作成について

経営方針は何を書いたら良いですか。
経営方針は「理念」ではなく、具体的な目指す方向を書いてください。
「リフォーム受注、地域一番店を目指す」でも良いです。
それでもわかりにくい場合は、「経営方針 ○○業」と検索してください。同業他社の経営方針が、いっぱい出てきます。それを参考にしてください。
目標はどんなことを目標にすれば良いでしょうか。
目標設定は「売上を上げる」という漠然としたものではなく、「売上=客数×客単価」ですから、「客数を増やす」のか、もしくは「客単価を上げる」のかというように、より具体的な目標を設定してください。

経営発達支援計画について

経営発達支援計画は作らなければならないのでしょうか。
経営発達支援計画は、商工会、商工会議所を継続運営するための計画です。会員事業者と職場を守る為にも、是非とも真剣に向き合って、作成してください。



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