高精度板厚内部残留応力計測システム
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業態/切削加工、分析・評価機器、評価試験サービス

株式会社山本金属製作所

CHUGOKU
100mm以上の厚板内部まで計測できる「高精度板厚内部残留応力計測システム」
岡山県産業振興財団などと産学官連携グループ組み、人の目で見ることのできない残留応力を100mm以上の厚板内部まで正確に測れる計測システムを日本で初めて開発。さらに、複雑な形状の試験体測定を可能にしたほか、±1μmの精度での制御を実現。

事業名:高精度板厚内部残留応力計測システムの開発

構造物などに使われる材料が作られる過程や加工する過程で熱処理や溶接などを行うと、金属が引っ張られる力や戻ろうとする力が生まれ、完成後に「残留応力」として残ってしまう。そんな残留応力が常にかかっている状況下では、経年劣化や変形、腐食などにより、構造物に問題が起こりやすくなったり、寿命が短くなったりする。そんな人の目で見ることのできない残留応力を厚板内部までより正確に測れる計測システムを日本で初めて開発。日本企業がこれまで悩まされてきた計測コストや時間の問題を解消し、社会の安全と製造業の発展に貢献しうるものとなった。

取り組みのきっかけ

30mmを超える板

これまで日本国内には、構造物などの表面の残留応力を測る手法はあっても、30mmを超える板厚内部の残留応力を測定できる技術がなかった。そのため、国内企業がその測定を必要とする場合は、世界で唯一測定サービスを行っていた英国の1社に部材のサンプルを送付。常に高いコストと長い時間を費やして測定するほかなかった。そこで、精密加工技術と計測評価技術を持つ同社と岡山県産業振興財団などによる産学官連携グループが、発電プラント部材などの耐久性を計測する新たなシステムの開発に着手。平成27年度の実用化を目指すこととなった。

取り組みの成果

残留応力計測システム

当初は、板厚内部の残留応力計測に不可欠な小径深穴加工に苦戦を強いられたものの、同社が長く培ってきた"金属を削る・穴を開ける・磨く"技術と、素材を計測評価するノウハウを結集。ついに、100mm以上の厚板内部まで計測できる残留応力計測システムの開発に成功した。さらに、複雑な形状の試験体測定をも可能にしたほか、機械制御で測定位置決定を行うことで、±1μmの精度での制御を実現。平成27年4月に事業化をスタートし、同年夏ごろから、エネルギープラントメーカーや鉄鋼メーカーをはじめとする多様な産業分野で成果が表れはじめた。

支援活用

技術開発に取り組む社員

同社社長である山本憲吾氏が残留応力の計測に取り組み始めてから7年の月日が経つ。これが示すように、非常に専門性の高いこの分野では長期の研究期間を要する。そのため、最長3年の研究期間が与えられ、研究開発規模に応じた資金を受け取ることができるサポインには他にはない魅力を感じた。また、資金面だけではなく、公の所でさまざまなパートナーと共同開発ができるのも価値あるポイント。同社が培ってきた精密加工の技術と計測評価技術を生かした今後の事業展開を図る上で、サポインは大きなステップになった。

今後の展望

山本社長インタビュー

同社は大阪市に本社を構えているが、素材・製造基盤技術のための研究開発センターを岡山県岡山市に設置。現地は、岡山県工業技術センターと岡山県産業振興財団に隣接しており、これら公的機関と連携しながら研究開発を進めることができるのは、自社単独ですべての経営資源を確保するのが難しい中小企業にとって大きなメリットがある。今後は、内部残留応力計測技術をはじめとする基盤技術をいかに高度に進化させながら、次世代につなげていけるかがテーマ。そんな技能や技術の「見える化」をキーワードに、日本の産業に貢献していくという。

株式会社山本金属製作所

会社写真

創立以来、「精密加工技術」と「計測評価技術」をコア技術として事業展開。加工の「見える化」に力を入れながら、次代のモノづくりの価値創出にチャレンジしている。特に、板厚内部の残留応力を高精度に計測できる日本初のシステムは、新たな事業展開の可能性が大きく広がっている。

代表者:代表取締役社長 山本 憲吾

本社所在地:〒547-0034 大阪府大阪市平野区背戸口2丁目4番7号

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岡山県の小学生、中学生で結成されたアイドルグループ『feel NEO』キレのあるダンス、突き抜ける歌声を武器に全国で活動中。オリジナル楽曲の作詞は全てメンバーが手がけています!
2014.1『HATU♡KOI』全国発売
2014.5『絶対無敵の委員長』全国発売
2015.11『アンコールラビット』全国発売