アルミ小型漁船
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業態/造船技術と建築を融合する建築構造物・金属意匠工事、水門施設工事、船舶建造・艤装修繕工事、プラント金物・製缶・配管工事、一般建築・土木一式工事

株式会社高橋工業

TOHOKU
海面養殖漁業向けのアルミ小型漁船の実用化開発
99%リサイクルされるアルミニウムを利用した、環境にやさしい小型漁船の製造に挑戦し、試作船の開発に成功。支援施策の活用で最新設計用コンピューターシステム一式を海外から輸入し、導入したことも後押しとなり、設計・開発に成功。

事業名:海面養殖漁業向けのアルミ小型漁船の実用化開発

先の震災で被災し、ゼロからスタートしたものづくり企業が、廃船処理問題を解決する新たな漁船のカタチを開発、販売へ!これまでの小型漁船はFRP(ガラス繊維強化プラスチック)船が主流だったが、素材の特性上焼却処理が難しく、廃船コストも高額で漁業者の負担が大きかった。そこで99%リサイクルされるというアルミニウムを利用した、環境にやさしい小型漁船の製造に挑戦。その試作船の開発に成功し、今後は安全性や機能性をより高めながら本格稼働に向け事業を推進していく。

取り組みのきっかけ

髙橋社長インタビュー

鉄板を自在に曲げる行鉄の技法、流線形を用いた設計、さらにそれを組み立てる溶接と3つの特殊な技術を駆使してものづくりに邁進してきた同社。震災によって被災した漁船が放置され、さらに国からの支援で配布された小型漁船のほとんどがFRP 船だったことで、今後廃船処理問題が大きくクローズアップされることが予想できた。そこで環境への負担軽減、リサイクル性という観点から再利用が可能なアルミニウムを使用し、海面養殖業者(ワカメ、かき、ホタテ等)のオーダーによるアルミ小型漁船の開発・販売を目指すこととなった。

支援活用

作業風景

製造業ということで、アルミ漁船を造るための溶接機といった機械工具類はあったが、ニーズを反映し現状により即したモデル船を緻密に設計する必要があった。そこで補助金を活用することで、バージョンアップした設計用コンピューターシステム一式を海外から輸入し、導入できた。これにより、波や気候の条件、さらに漁業者のニ-ズを的確に入力しながらシミュレーションを行い、最適な船型等をまとめるため工程の短縮にもつながった。震災で経済的な余力がない中、支援によってこうした設備を導入できたことは大きな意義があったという。

取り組みの成果

作業風景

補助金を活用した最新コンピューターシステムの導入も後押しとなり、設計・開発に成功。まずは試作船の製造を実現できた。今後は海上での試運転を重ねながら各種の研究を継続し、より安全性、作業の快適性を高めていく予定。アルミニウムは耐久性、強度、リサイクル性に優れた特性をもち、使い手のニーズに合った最適な船型と機能性を実現できる素材。廃船時のスクラップも容易で再利用も可能なことから、資産価値を高めるものとして期待も高まっている。さらに同社では、地域を担う建造技術者の育成を目指した事業としても位置付けている。

今後の展望

造形作品

まずは漁船の廃船処理問題をいかに解決していくかに力を注いでいくことが当面の目標。さらに今回の開発にとどまらず、昨年商標登録された特殊鋼材を使った製品や造船の特殊技術を活かしたデザイン系の造形作品づくり等を基軸として、より付加価値の高いものづくりを実現していくことを目指している。震災前から参加していた台湾での商談会をはじめ将来的には台湾、ロンドン、ニューヨークへの3支店開設という大きなビジョンも掲げている。震災から再び立ち上がった同社が、ものづくり企業として新たな航路を切り拓こうとしている。

株式会社高橋工業

株式会社高橋工業

1985年、造船業を主体とした(有)高橋工業を設立。その後陸上への進出を図る中、造船の特殊技術を活かした建築物や独創性に満ちたアート系の作品等を多数製作。今回実現したアルミ小形漁船の開発は、廃船処理問題への抜本的な改善策として各方面からの期待も高まっている。

代表者:代表取締役 髙橋 和志

本社所在地:〒988-0247 宮城県気仙沼市波路上内沼38番地4

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復興へのメッセンジャーとして各地に元気と笑顔、そして気仙沼からの想いを伝えるため結成されたアイドルユニットSCK GIRLS
歌うことで支援を寄せてくれた全国の方々に感謝の思いを伝え、子供達が夢へと向かって頑張れるよう活動中! 気仙沼市で行われるイベントはもちろん、市外、県外問わず、年間約80本の復興イベントやアイドルイベントに出演しています。