新しいビジネスのヒントがここに! ミラサポビジネススクール

経営をつづけていくために、新たな手法・視点は必須です。
中小企業の先進ビジネス、取組み事例をピックアップし、次なるビジネスのヒントをお届けします。

Lesson13
多彩な支援を活用し「海外展開」

国内需要の減少・低迷などの課題解決のため、もしくは海外需要の増加に対応するためなど、様々な動機で海外展開に取り組む中小企業が近年増加傾向にあります。
背景には、2013年から2017年度末までの5年間で新たに海外展開を行う中小企業・小規模事業者を1万社増やすことを目標に掲げ、多彩な中小企業・小規模事業者向けの支援施策や制度を用意し、支援を行う体制もあります。

Lesson13では、自社の取組みにあったサポートを中小機構(中小企業基盤整備機構)やジェトロ(日本貿易振興機構)などから受け、積極的に海外展開を図る中小企業の取り組みをご紹介します。

1.日本で培った技術と経験を海外で展開

鋳型づくり行程(株式会社ナガエHP)
事例1-1: 株式会社ナガエ「アジア市場の成長力を事業に取り組み、さらに新ビジネスへも挑戦」

(株)ナガエは、アルミ等のダイカスト鋳造、砂型鋳物、プレス加工等によりガスメーター部品、物干し金物などの建材金具、自動車関連部品や美術工芸品など幅広い製品を製作するメーカーである。鋳物や金属加工の町として知られる富山県高岡市で1954年11月に創業し、アルミ製品用の金型や工作機械の製作を開始した。...
(中小機構「地域中小企業における国際展開の取組み事例および課題に関する調査研究」/ 2013年3月 P45より)

鋳型づくり行程(株式会社ナガエHP)
嶋田取締役
事例1-2: 株式会社喜久屋「日本市場の需要はピーク時の半分以下。余る機械と人材、経験をタイへ持ち込む」

我が社は首都圏を中心に100店舗以上のクリーニング店を展開しています。現在のタイは昔日本でもあったクリーニング業のチェーン展開前夜という環境です。バンコクに限れば高級クリーニング店か、いわば洗濯代行のような町のクリーニング屋のいずれかしなく、中間にあるはずのクリーニング業者が存在しません。一方、日本のクリーニング市場の需要は...
(海外産業人材育成協会 HIDA JOURNAL 2014秋 No.5より)

嶋田取締役

2.展示会・商談会の参加を契機に海外販路を開拓

数量限定の特別な桃
事例2-1: 農業生産法人 株式会社内藤農園「桃の輸出で初めての海外展開に挑む」

内藤農園は、1968年の創業以来、桃だけを作り続けてきた桃専門の農園で、減農薬、有機肥料栽培による「品質」と「安全」にこだわった桃作りを丁寧に行っている。農業振興地域に指定される同社の畑では、山梨県が定める基準と比較すると、約3割程度も減農薬された安全な桃が栽培されており、同社では親子二代にわたりエコファーマーの認定を受けている。 ...
(ジェトロ活用事例より)

数量限定の特別な桃
浄法寺漆の新たな魅力を体現
事例2-2: 株式会社浄法寺漆産業「ニューヨークでの販路開拓に注力」

漆の精製と販売を行う浄法寺漆産業は、岩手県職員として浄法寺漆の魅力に触れてきた松沢氏が、漆文化の伝承と振興のため2009年4月に起業。日本国内で使用されている漆原料の約98%が中国産であるが、同社が所在する二戸市浄法寺の地域は国内最大の生産量を誇る産地だ...
(ジェトロ活用事例より)

浄法寺漆の新たな魅力を体現

3.海外需要を見込み、新興国へ進出

ロール状の鋼板を伸ばし歪を矯正するレベラーライン
事例3-1: 大裕鋼業株式会社「海外需要見込みベトナムへ進出」

「おたくは順風満帆でよろしいな」と言われる。大裕鋼業代表取締役社長の井上浩行氏は周りのことは気にせず、社員とともに「正しい判断と思うことを必死に実行してきただけ」と強調する。
しかし、周囲の見方もうなずける。日本経済が停滞する状況下でも業績は右肩上がりを続けてきたから...
(中小企業施策普及紙「中小企業振興」/平成26年12月15日発行 第1134号)

ロール状の鋼板を伸ばし歪を矯正するレベラーライン