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経営をつづけていくために、新たな手法・視点は必須です。
中小企業の先進ビジネス、取組み事例をピックアップし、次なるビジネスのヒントをお届けします。

Lesson16
ITを利活用して生産性向上

中小企業・小規模事業者は、少子高齢化に伴う総人口、生産年齢人口の減少等の問題により、人手不足に直面しています。この問題を短期的に解決することは困難であるため、人手不足を前提とした省力化・合理化を進めるべきであると考えられます。
そこで、近年発達・普及が著しいITの活用が重要視されており、ITを活用すれば解決可能と考えられる課題を抱えている企業も一定数存在しています。しかしながら、IT人材の不在やIT導入効果の不透明性等を理由に、IT活用が進まず、また、IT導入を進めている企業の中でも、十分な効果を得られていない企業も存在します。

このような状況の中で、IT活用により業務の効率化を図り生産性を向上させたり、事業を最適化し収益力を向上させている中小企業・小規模事業者がいます。Lesson16では、2016年版「中小企業白書」第1部 第3章と第2部 第2章より、ITの利活用を通して課題解決に取り組んだ具体的な事例をご紹介します。

1. 業務の見える化を進めて効率化を図る

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事例1-1: 中川株式会社 (祭り用品の企画・制作・販売)
手書きだった受発注をシステム化し、
仕入れから発注までを一貫して行うことで効率化に成功

東京都台東区の中川株式会社(従業員30名、資本金3,000万円)は、「浅草中屋」のブランド名で祭り用品の企画・製作・販売を行っている1910年創業の老舗企業である。浅草の2店舗での直接販売に加えて、全国の百貨店の催事への出店や東北三大祭等開催時の催事営業、そしてインターネット等を介した通信販売(eコマース)を行っている。...
(2016年版「中小企業白書」事例2-2-1より)

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事例1-2: 芝園開発株式会社 (駐車場・駐輪場管理運営業)
システム導入により施設ごとの稼働状況や収支状況を即座に把握し
業務効率化によるコスト削減に成功

東京都足立区の芝園開発株式会社(従業員19名、資本金5,000万円)は、昭和61年に創業し、首都圏を中心に時間貸駐車場「ST-Park」・時間貸駐輪場「cycle24h」の直営管理運営及び放置自転車対策等の業務委託を中心に事業を展開している企業である。
同社は、元々土木建設業で創業したものの、時代の変遷や法律改正により駐車場、駐輪場のニーズが高まってきたため、...
(2016年版「中小企業白書」事例2-2-2より)

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事例1-3: 株式会社WEIC (営業支援サービス)
クライアント企業の効率的な営業を実現させ、
新規顧客獲得による販売拡大や業務効率化を達成

東京都中央区の株式会社WEIC(従業員100名、資本金3億3,520万円)は、ITとインサイドセールス11の融合により、企業の法人営業における見込み客の獲得や、商談のためのアポイントメント確保等の営業支援サービスをメインに展開している企業である。
2004年の創業当初は、中国語学習用eラーニングシステムの開発、販売でスタートした。2008年には中国の上海に...
(2016年版「中小企業白書」事例2-2-4より)

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事例1-4: 有限会社吉花 (宿泊業)
顧客属性データや販売データを把握し
効果的な広告宣伝や商品開発を実現

石川県加賀市の有限会社吉花(従業員44名、資本金300万円)は山中温泉の温泉旅館「お花見久兵衛」(客室50室)を運営している企業である。1958年の創業以来、顧客のメインは、旅行代理店経由での、会社旅行といった団体客中心の顧客構成であり、さらに、団体客の場合は宿泊のほかに宴会、物販等の売上もあるため、業況も手堅く推移していた。しかし、景気の低迷とともに、...
(2016年版「中小企業白書」事例2-2-5より)

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事例1-5: 株式会社小林製作所 (精密板金加工)
伝票管理だった作業工程を
材料や作業状況から見積まで一目でわかる生産進捗管理システムで効率化

石川県白山市にある株式会社小林製作所(従業員99名、資本金1,000万円)は、半導体製造装置や工作機械向けの精密板金加工メーカーで、充実した生産設備と技術力を強みに、多品種・小ロット・短納期といった顧客ニーズに対応している企業である。
1919年の創業当初は、船舶や繊維機械のボルトの製造が主力であったが、時代の変化とともにボルトの需要が減少し、...
(2016年版「中小企業白書」事例2-2-6より)

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2.利用者に高付加価値のサービス提供する

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事例2-1: 株式会社オオクシ (理美容業)
顧客やスタッフなどの様々なデータを収集し、
質の高いサービスを提供し再来店率がアップ

本章では、中小企業の生産性に着目し、業種別に分析を進めてきた。その結果、飲食サービス業、生活関連サービス業をはじめとするサービス業の労働生産性は、他業種と比べ低い水準にあることが明らかとなった(第1-3-3,7図参照)。 こうした状況に対し、中小サービス業は何ができるのだろうか。
千葉県千葉市を拠点として39店舗(2016年2月現在)を...
(2016年版「中小企業白書」事例1-3-1より)

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事例2-2: 株式会社アイディーズ (データベース・マーケティング事業)
消費者の購入動向等を分析し、
顧客属性や購買履歴に合わせたマーケティングツールを提供

沖縄県豊見城市の株式会社アイディーズ(従業員43名、資本金191,035,000円)は、食品スーパー等の小売チェーンに対してデータベース・マーケティング事業を行っている企業である。
食品スーパー等で販売される食品のうち、全国で統一されているJANコードが付与された商品は加工食品のみであり、惣菜や生鮮食品にはこれまで統一化されたJANコードの...
(2016年版「中小企業白書」 」事例2-2-3より)

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事例2-3: イーグルバス株式会社 (バス運送事業)
利用状況のデータとアンケートを組み合わせ、
最適な運行を実現し顧客満足度がアップ

埼玉県川越市にあるイーグルバス株式会社(従業員200人、資本金5,000万円)は路線バス、高速バス、観光バスの運送事業を営んでいる企業である。
同社は1972年の創業以来、高速バス・観光バス事業を展開していたが、2006年に埼玉県日高市の要請を受け、撤退を決めた大手バス会社から路線バス事業を引き継ぐことに...
(2016年版「中小企業白書」事例2-2-7より)

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事例2-4: 株式会社ハッピー (衣服のケアメンテサービス)
注文用のWebページと電子カルテシステムの連動により
最適なサービスの提供とリピート率の向上

京都府宇治市にある株式会社ハッピー(従業員25名、資本金5,350万円)は「衣服を長持ちさせて、お酒落を楽しんでもらう」ことをコンセプトに、営業店や取次店は持たず、電話やインターネット、宅配便を利用した無店舗型の営業展開で、全国の顧客に衣服の「ケアメンテサービスⓇ」を提供している企業である。
今から37年前の1979年、同社の橋本英夫社長は、...
(2016年版「中小企業白書」事例2-2-8より)

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