新しいビジネスのヒントがここに! ミラサポビジネススクール

経営をつづけていくために、新たな手法・視点は必須です。
中小企業の先進ビジネス、取組み事例をピックアップし、次なるビジネスのヒントをお届けします。

Lesson17
需要の創造・掘り起しで、時代に挑む!2

人材や資金といった経営資源に制約がある小規模事業者は、社会の構造変化の影響を受けやすく、厳しい状況に直面しています。その一方で、たくましさと創意工夫で事業活動を行っている経営者も多く存在します。

Lesson17では、前篇と後篇に分けて、2016年版「小規模企業白書」第3部第1章より、需要の創造や掘り起しによって、立ちはだかる壁を乗り越えた事例、事業拡大に至った事例をご紹介致します。

3. 自らの信念を貫き、消費者の心をとらえる

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事例3-1: 株式会社のうえんプランニング(飲食業)
「主婦目線の細やかな店づくりが評判を生み、
 毎日行列のできる繁盛店へと成長」

「のうえんカフェ」が位置する袖ケ浦市は千葉県のほぼ中央、東京湾沿いの町だ。
東京湾アクアラインや東関東自動車道館山線の開通などもあり、羽田空港から高速バスで最短22分というアクセスも魅力。周囲にはゴルフコースも多く、株式会社のうえんプランニングの代表取締役である内山真琴氏の母、斎藤てる氏がゴルフ帰りの客に飲み物や軽食を提供する店をオープン...
(2016年版「小規模企業白書」事例3-1-4より)

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事例3-2: JAPAN総合ファーム株式会社(農産物加工・販売業)
「誰もが安心して食べられる無添加のピクルス。
 高価でも多くのリピーターを獲得」

梅田から約1時間の富田林は、大阪で一番高い金剛山(1,125メートル)の麓にある日本有数の野菜産地だ。一級河川の石川の水で野菜をハウス栽培している、創業100年を越えるナカスジファームはナスとキュウリの生産では日本最大級(年間ナス250トン、キュウリ250トン)の農家だ。
100年以上野菜を作り続けて肥えた土壌で栽培した野菜は、...
(2016年版「小規模企業白書」事例3-1-6より)

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事例3-3: 株式会社磐城高箸(高級割り箸の製造・販売)
「林業復興を目指し『国産高級割り箸』を
 新ジャンルとして確立」

全国の森林資源が豊かな中山間地は過疎化が急速に進行している。昭和30年代にはスギやヒノキの人工林の造成が政府の政策として進められたが、昭和40年代に入って、安い外材の輸入が増え、木材価格が低迷、林業は大きな打撃を受けた。
神奈川県横須賀市で生まれ育った高橋正行氏は、平成20年、祖父がいわき市南部の造林会社の役員だった縁で、...
(2016年版「小規模企業白書」事例3-1-7より)

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4.時代の変化に柔軟に対応する

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事例4-1: 高橋石材工業株式会社(石材加工販売業・葬祭業)
「本業の石材加工から、葬儀業で第二創業。
 新分野進出で活路を見出す」

観光地としても人気の高い小樽運河の倉庫群をはじめ、明治時代から昭和初期にかけて、札幌市や小樽市周辺の建物には札幌軟石という種類の石材がよく使われていた。
平成28年3月に開通した北海道新幹線の新函館北斗駅近隣に位置する北海道二海郡八雲町で、石材の加工販売を昭和41年から営む高橋石材工業も、もとは札幌軟石の石職人だった。...
(2016年版「小規模企業白書」事例3-1-11より)

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事例4-2: 株式会社谷口工務店(建設業・総合工事業)
「社内で眠っていた技術を活かして、廃瓦から汎用性の高いブロックへ。環境ビジネスを展開」

景気の影響をもろに受けやすい建設業界。そのような中、廃材を利用した環境ビジネスで新機軸を打ち出す企業がある。
福井県三方郡、若狭湾に面した美浜町にある谷口工務店は、大正8年の創業以来、地元密着型の事業を展開。住宅や各種施設の設計、施工を手掛けてきた。そうした業務のなかで大量に発生する廃瓦を資源として再生させたものが「カワラブロックス」だ。...
(2016年版「小規模企業白書」事例3-1-12より)

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事例4-3: 有限会社中の原銀嶺(旅館業・飲食業)
「スキー離れをきっかけに蕎麦専門店へ。
 観光客から地元客にターゲットシフトを図る」

中国地方随一のスキー場を擁する鳥取県・大山。国内にあるスキー場の例に漏れず、1980代のバブル期に到来したスキーブームの折には、若者を中心に多くのスキー客が訪れた。その大山スキー場の目と鼻の先で1960年代から旅館業を営んできたのが、中の原銀嶺だ。
「スキー客を対象に、旅館や食堂、そしてスキー用品の...
(2016年版「小規模企業白書」事例3-1-14より)

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事例4-4: 有限会社佐藤商店(農水産物加工・販売業・飲食業)
「昔ながらの日本茶専門店から、日本茶カフェ、
 ネット販売で、新たな顧客層を獲得」

ペリーの黒船来航であまりにも有名な浦賀。当時、蒸気船と上喜撰を掛けた狂歌で、「太平の眠りを覚ます上喜撰たった四杯で夜も寝られず」と唄われた。上喜撰とは宇治の高級茶のこと。
浦賀は、もともとお茶に縁があったのかも知れない。その浦賀に、日本茶インストラクターである佐藤社長が経営する日本茶専門店、喫茶「茶井(ちゃい)」はある。...
(2016年版「小規模企業白書」事例3-1-5より)

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事例4-5: 有限会社デュオ・デザイン(建設・サービス業)
「店舗だけでなく、ITを活用した集客までサポート。顧客との長期関係を築く」

大学で建築を学び教授に推薦された大手ゼネコンに就職した榊原裕高氏が、はたと人生に疑問を持ったのは、就職してから1年足らずのこと。東京で忙しく働く意味が分からなくなり、会社を辞め地元愛知県に帰郷した。
当然親は怒る。帰郷4日目にして父に命じられるまま、今度はタイル工場で働くことに。働きながらこれからどうすべきか...
(2016年版「小規模企業白書」事例3-1-13より)

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