新しいビジネスのヒントがここに! ミラサポビジネススクール

経営をつづけていくために、新たな手法・視点は必須です。
中小企業の先進ビジネス、取組み事例をピックアップし、次なるビジネスのヒントをお届けします。

Lesson2
次世代へのバトンタッチ

Lesson2では、"事業承継・廃業"をテーマに取り上げます。
後継者に事業を引き継ぐ"事業承継"、さまざまな検討を重ねたうえでの"廃業"。検討、準備、決断、さらに引退後の後継者支援まで、その過程はさまざまです。
2014年版「中小企業白書」第3部より、「事業承継・廃業」に至るまでの先輩たちのプロセスをご紹介します。

1.事業発展へ導いた事業承継のカタチ

渡辺製畳株式会社を支える従業員
事例1-1: 渡辺製畳株式会社「先代の意思を引き継ぐ(内部昇格)」

宮城県遠田郡美里町にある渡辺製畳株式会社(従業員10名、資本金2,800万円)は、創業から50年の古参の畳製造業者である。昔ながらの体質が根強い畳業界の中でも、畳床製造工場としては全国で初となるJIS認可取得を果たし、さらに品質マネジメントシステムに関するISO9001認証も取得するなど、自社改革に積極的に取り組んでいる。...
(2014年版「中小企業白書」事例3-3-1より)

渡辺製畳株式会社を支える従業員
事業承継後に同社を牽引する千本木社長
事例1-2: 株式会社サンオン「社外人材を取り込み成長する企業(外部招へい) 」

群馬県伊勢崎市にある株式会社サンオン(従業員15名、資本金1,000万円)は、OA機器卓、器具、ゲーム機、事務機器等の板金加工・木材加工、開発から生産、二次加工、その他組立全般までを行う。協力工場を多く抱え、これら工場が有する得意分野を組み合わせたコーディネート役として、製品の金型から成型、板金、加工、めっき塗装等の一連の工程をワンストップで提案できるのが強みとなっている。...
(2014年版「中小企業白書」事例3-3-2より)

事業承継後に同社を牽引する千本木社長
現社長の佐藤慶太氏
事例1-3: 株式会社佐藤商事「事業承継を契機に新しい取組を始めた例」

株式会社佐藤商事(従業員11 名、資本金600 万円)は、秋田県湯沢市の伝統的工芸品である川連漆器(かわつらしっき)を製造・販売している企業であり、800 年の歴史を誇る川連漆器を扱う大手である。川連漆器は、きれいな仕上げを行うための基礎工程である「下地」に重点をおいている。下地は、渋柿から抽出した「柿渋」や何も加えていない漆である「生漆」を直接数回塗り上げる「地塗り」等の複数の工程からなり...
(2014年版「中小企業白書」事例3-3-3より)

現社長の佐藤慶太氏

2.事業承継の候補者を育成支援

創業塾における活動の様子
事例2-1: 事業承継支援に取り組んでいる商工会

岐阜県郡上市にある郡上市商工会は、商工会会員の急速な高齢化に伴う事業承継の状況を憂い、事業承継支援にいち早く取り組み始めた商工会である。
2012 年度に実施した全会員への訪問ヒアリングを通じて、後継者の不安を抱える中小企業・小規模事業者が全会員の2/3 を占め、うち半数近くが廃業もやむを得ないと判断していることが分かり...
(2014年版「中小企業白書」事例3-3-4より)

創業塾における活動の様子

3.時間と気持ちのゆとりあるセカンドライフへ

事例3-1: 佐藤電気店(仮名)「廃業を決断した企業の例①」

東京都世田谷区の佐藤電気店(仮名、廃業時の従業員1 名)は、地域の家電小売店として約40 年営業を行ってきた。しかし、売上の減少や代表者の高齢化を理由に、2008 年に廃業した。
同社の代表者は、大手家電メーカーの技術者として勤務した後、独立して事業を始めた。創業当時、近所には家電小売店が7 店舗ほどあり、お互いがお互いの商圏を維持しつつ営業していた。...
(2014年版「中小企業白書」事例3-3-5より)

事例3-2: 田中酒店(仮名) 「廃業を決断した企業の例② 」

東京都小平市の田中酒店(仮名、廃業時の従業員2 名)は、地域で50 年近く、個人事業者として酒屋を営んできたが、売上の減少や経営者の高齢化に伴い、2012 年に廃業した。
酒類小売業免許の規制が緩和されたことにより、近年、酒屋の経営環境は厳しさを増している。近隣の大手スーパーが酒類小売業免許を取得して酒類の販売を始めたため、競争が激しくなり...
(2014年版「中小企業白書」事例3-3-6より)