新しいビジネスのヒントがここに! ミラサポビジネススクール

経営をつづけていくために、新たな手法・視点は必須です。
中小企業の先進ビジネス、取組み事例をピックアップし、次なるビジネスのヒントをお届けします。

Lesson30
ITを活用して生産性を向上する小規模事業者!

我が国では人手不足の状況が深刻化しており、特に小規模事業者においては、経営者が業務時間を増やして対応せざるを得なくなるなど負担が大きくなっています。効果的なIT導入と利活用に取り組むことで、売上の向上、ひいては労働生産性の向上に役立てることができます。

そこでLesson30では、人手不足の状況に対応すべく、IT導入を推進することで労働生産性を向上させている小規模事業者とその取組について、2018年版「小規模企業白書」第2部第2章よりご紹介いたします。

1. 間接業務のIT導入

有限会社ミッキーチェーン
事例1-1: 有限会社ミッキーチェーン (パンの製造販売) 「パンの製造工程を数値管理するシステムを自社開発し、業務効率化によるコスト削減を実現」

福島県郡山市の有限会社ミッキーチェーン(従業員14名、資本金380万円)はパンの製造販売を行う小規模事業者である。もともとは、自社工場でパンを製造し、スーパー等への卸売りを主に行っていたが、東日本大震災直後に地域住民のために緊急的に工場内でパンを販売したことをきっかけに、小売り事業も始めた。…
(2018年版「小規模企業白書」事例2-2-1より)

有限会社ミッキーチェーン
株式会社中村固腸堂
事例1-2: 株式会社中村固腸堂 (漢方の卸・小売り) 「持続化補助金を活用して顧客情報のデータベース化や来店予約システムの導入を実施。接客に集中できる環境の構築で、顧客のリピート率を向上」

石川県津幡町の株式会社中村固腸堂(従業員2名、資本金1,000万円)は、明治初期に創業し、漢方の卸・小売りを行う小規模事業者である。中村寛二社長は、幅広に扱っていた商品を漢方に特化し、在庫ロスを減少させ、顧客からも専門性の高い店だと認識されるようになった。…
(2018年版「小規模企業白書」事例2-2-2より)

株式会社中村固腸堂
株式会社みよしや
事例1-3: 株式会社みよしや (旅館業) 「助成金を活用して業務を改善。システム化によってホテルの予約受付と顧客管理を効率化し、人手不足を解消」

岡山県新見市の株式会社みよしや(従業員15名、資本金1,000万円)は、1934年に創業した、「グランドホテルみよしや」を営む旅館業者である。新見市は、鳥取県・広島県との県境、岡山県の西北端に位置し、「中国地方のへそ」として古くからの経済、流通、交通の要衝であった。駅前の好立地を強みとして、ビジネス客を中心に営業を行っている。…
(2018年版「小規模企業白書」事例2-2-3より)

株式会社みよしや
イトウスポーツ
事例1-4: イトウスポーツ (野球用品専門の卸・小売店) 「POSレジアプリとクラウド会計ソフトの導入で、低廉なコストで日々の経理業務を効率化。リアルタイムの経理情報を経営にも活用」

神奈川県小田原市のイトウスポーツ(従業員4名、個人事業者)は1978年に創業した野球用品専門の卸・小売店である。約10年前に事業を承継した井藤隆則氏は、野球専門の小売店に特化した。…
(2018年版「小規模企業白書」事例2-2-4より)

イトウスポーツ

2. 売上向上につながるIT活用

大瀬株式会社
事例2-1: 大瀬株式会社 (旅館業) 「専門家の支援を受け、集客や管理を効果的に行えるシステムを導入。自社ホームページの刷新も実施したことで、2年間で売上を倍増」

和歌山県和歌山市の大瀬株式会社(従業員3名、資本金1,000万円)は、旅館「新和歌ロッジ」を約50年運営している小規模事業者である。同社が立地する和歌浦は、以前は景勝地としてにぎわっていたが、近年は観光客が減少し、15件ほどあった旅館は半減した。…
(2018年版「小規模企業白書」事例2-2-5より)

大瀬株式会社
株式会社太田煙火製造所
事例2-2: 株式会社太田煙火製造所 (おもちゃ花火の製造) 「クラウドファンディングを活用して資金を集め、看板商品を復活。商品のブランディングと潜在顧客の獲得にも活用」

愛知県岡崎市の株式会社太田煙火製造所(従業員2名、資本金1,000万円)は、1928年に創業した、おもちゃ花火の製造業者である。日本で販売される花火の9割以上が海外産とされるなか、太田恒司社長は、江戸時代から続く三河の花火文化を守るため、国産にこだわった花火づくりを続けた。…
(2018年版「小規模企業白書」事例2-2-6より)

株式会社太田煙火製造所
スズキ機工株式会社
事例2-3: スズキ機工株式会社 (食品加工工場向けの産業用機械の設計・製造販売) 「事業承継を機に経営改善に着手。営業エリアを限定して利益を向上させるとともに、ITを活用したプロモーションで売上を伸張、多くのリピーターを獲得」

千葉県松戸市のスズキ機工株式会社(従業員17名、資本金3,000万円)は、主に食品加工工場向けの産業用機械の設計・製造販売を行う小規模事業者である。鈴木豊社長は父親からの事業承継後、収益が不安定で苦しい時期を過ごしたため、顧問税理士の助言を受けて経営計画書を策定し、経営改善を図ることとした。…
(2018年版「小規模企業白書」事例2-2-7より)

スズキ機工株式会社