新しいビジネスのヒントがここに! ミラサポビジネススクール

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中小企業の先進ビジネス、取組み事例をピックアップし、次なるビジネスのヒントをお届けします。

Lesson32
地域からの支援や相互連携で、成長を遂げる小規模事業者!~地域活性化編~

地域において、人口の減少や少子高齢化などの課題が表面化する中、課題解決として地域のブランド価値の確立やにぎわい創出、地域社会や文化を支援する取組など、地域経済やコミュニティの活性化に向けた取組が必要とされています。そのような現状である中、地域に密着して暮らしを支える取組を行う小規模事業者が果たす役割は大きく、また、小規模事業者が持続的な成長を遂げるためには地域の支援や連携が必要です。

Lesson32の前編では、地域産品の開発やブランド化、町おこしなどに取り組んだ小規模事業者とその取組について、2018年版「小規模企業白書」第3部第1章から紹介します。

1. 地域活性化

とびしま柑橘工房株式会社
事例1-1: とびしま柑橘工房株式会社 (洋菓子やジャムなどの食品製造) 「パティシエや生産農家と連携して地域ブランド商品を開発。地域全体の収益向上や担い手確保に取り組み、活性化・ブランド化を目指す」

広島県呉市のとびしま柑橘工房株式会社(従業員4名、資本金500万円)は、2013 年に創業した安芸灘とびしま海道1 地域のレモンを使った洋菓子やジャム等を作る食料品製造業者である。広島県はレモン生産量日本一を誇るが、生産農家は出荷単価の下落(輸入品との価格競争)による収益低下、経営者の高齢化、後継者不足等の問題を抱えていた。…

(2018年版「小規模企業白書」事例3-1-1より)

とびしま柑橘工房株式会社
株式会社OZLinks
事例1-2: 株式会社OZLinks (古民家を活用した宿泊交流施設の運営) 「富山の魅力を伝えるべく創業し、交流施設やガイドツアーを運営。地域住民と観光客の間に交流の機会が生まれ、地域活性化につながる」

富山県富山市の株式会社OZLinks(従業員1 名、資本金800 万円)は、古民家を活用した宿泊交流施設を運営している小規模事業者である。原井紗友里社長は富山市出身で学卒後、中国へ渡り日本人学校の教師として4 年間勤めた後に、将来を見据え富山へUターンし、地元のコンサルティング会社に就職した。Uターン当時、北陸新幹線が開業を控え、国内外からの観光客への期待が高まっていたが、…

(2018年版「小規模企業白書」事例3-1-3より)

株式会社OZLinks
株式会社ケアグリーン
事例1-3: 株式会社ケアグリーン (顧客出演のアクション映画を撮影するサービスの提供) 「事業承継とともにプロスタントマンの経験を活かして事業を多角化。撮影の中で顧客に地域の歴史や文化を伝え、地域活性化を目指す」

千葉県千葉市の株式会社ケアグリーン(従業員3名、資本金1,000万円)は、プロスタントマンである佐藤健司社長の監督指導のもと、顧客自らが侍や忍者に扮し、アクション映画を撮影するサービス「サムライフィルム」を提供している。佐藤社長は、13 歳からプロスタントマンとして活躍し、「ラストサムライ」等をはじめとする国内外の有名な映画に数多く出演してきた。…

(2018年版「小規模企業白書」事例3-1-4より)

株式会社ケアグリーン
poussette(プセット)
事例1-4: poussette(プセット) (がまぐちの製作・販売) 「オーダーメイドのがまぐち製作を中心に、地域事業者と新製品を開発。学生のインターンを受け入れるなど地域の若手育成にも取り組む」

京都府京都市のpoussette(従業員なし、個人事業者)は、がまぐちの制作・販売を行う小規模事業者である。代表の小川大介氏はがまぐち職人として、商品を一つずつ手作りで製作している。小川氏は、2004 年、京都のがまぐち店に就職した。企画営業としての採用だったが、がまぐちづくりを学び、ミシンを踏んで製作に携わることもあった。その後、大手生活雑貨メーカーに転職したが、…

(2018年版「小規模企業白書」事例3-1-5より)

poussette(プセット)
株式会社infinity
事例1-5: 株式会社infinity (デイサービスや訪問介護、移動販売事業) 「地域との共栄共存を図りながら移動販売を実施。介護事業を並行して手厚いサービスを提供し、地域からの企業の信頼性が向上」

岐阜県各務原市の株式会社infinity(従業員5 名、資本金60万円)は、有料老人ホームの運営、デイサービス事業、訪問介護事業、居宅介護事業を手がけている。2016年4月より、各務原市鵜沼地区を対象とした移動販売事業「笑らいふ(わららいふ)」を展開している。各務原市鵜沼地区はベッドタウンとして住宅団地が多く整備されてきたが、近年、居住者の高齢化が進んでいる。…

(2018年版「小規模企業白書」事例3-1-6より)

株式会社infinity
基山モール商店街
事例1-6: 基山モール商店街 (商店街事業) 「商店街の空き店舗に保育園を誘致し、連携して町おこしに取り組む。さまざまな世代同士の交流が生まれ、地域コミュニティを形成」

佐賀県基山町にある基山モール商店街は、JR 基山駅前にある1982 年に整備された商店街である。オープン当初は20店舗あまりが立ち並ぶモール型商店街で、先進的な商店街として多くの注目を集め大勢の人で賑わっていた。しかし近年は、基山町の人口の減少に伴い空き店舗が目立つようになり、人通りも徐々に減少していった。こうした状況から商店街は、地域住民が集い交流する場として転換するという方針のもと、…

(2018年版「小規模企業白書」事例3-1-7より)

基山モール商店街