新しいビジネスのヒントがここに! ミラサポビジネススクール

経営をつづけていくために、新たな手法・視点は必須です。
中小企業の先進ビジネス、取組み事例をピックアップし、次なるビジネスのヒントをお届けします。

Lesson32
地域からの支援や相互連携で、成長を遂げる小規模事業者!~経営改善・事業承継編~

地域において、人口の減少や少子高齢化などの課題が表面化する中、課題解決として地域のブランド価値の確立やにぎわい創出、地域社会や文化を支援する取組など、地域経済やコミュニティの活性化に向けた取組が必要とされています。そのような現状である中、地域に密着して暮らしを支える取組を行う小規模事業者が果たす役割は大きく、また、小規模事業者が持続的な成長を遂げるためには地域の支援や連携が必要です。

Lesson32の後編では、地域が実施する支援制度を活用して、地域に根づいた経営に取り組む小規模事業者とその取組について、2018年版「小規模企業白書」第3部第1章から紹介します。

2. 経営改善・事業承継

Arrange
事例2-1: Arrange (スポーツジムの運営) 「介護休業の制度化に当たり助成金制度を活用。就業規則の策定に取り組み、柔軟な働き方が可能になった働きやすい職場づくりを実現」

鹿児島県出水市のArrange(従業員2名、個人事業者)は、スポーツジムの運営を行う小規模事業者である。従業員の中に、親の介護のため、仕事を休まざるを得ない女性従業員がいたが、介護休業について制度化していなかった。そこで、この従業員が休みを取りながら働くことができる環境を整えるために、介護休業を制度化できないかと考え、代表の堤下武氏は、出水商工会議所へ相談した。…

(2018年版「小規模企業白書」事例3-1-10より)

Arrange
有限会社パン工房麦穂
事例2-2: 有限会社パン工房麦穂 (天然酵母を使用したパンの製造や小売) 「補助金制度を活用して顧客認知度が向上。経営改善や新商品開発に意欲的に取り組んだことで収益が伸び、事業承継の道が開ける」

鹿児島県出水市の有限会社パン工房麦穂(従業員3名、資本金300万円)は、天然酵母を使用したこだわりのパンを作るパン製造小売業者である。近年は、近隣にコンビニ等が増えた影響で売上は減少していた。交通量の多い道路沿いという好立地ながら、看板が小さいためパン屋と分かりづらく素通りされることも多かった。渕上淳二社長の妻は、事業の先行きに危機感を感 じ、出水商工会議所に相談したところ、…

(2018年版「小規模企業白書」事例3-1-11より)

有限会社パン工房麦穂
井川畳店
事例2-3: 井川畳店 (畳の製造・販売) 「支援機関への相談や補助金制度の活用を受けて、チラシを作成し売上アップ。事業を見つめ直すきっかけになり、経営改善に向けた取組を実施」

鹿児島県出水市の井川畳店(従業員1 名、個人事業者)は畳の製造販売業者である。寺社仏閣にも畳を納める伝統的な技術を有した畳店であるが、畳業界全体が斜陽産業となり、売上が減少傾向にあった。代表の井川透氏の妻は売上向上のため、出水商工会議所に相談した。そこで経営指導員から、これまで事業者のみに販売していた販路を、一般個人にも広げることを提案された。…

(2018年版「小規模企業白書」事例3-1-12より)

井川畳店
御生菓子司 精華のふたば
事例2-4: 御生菓子司 精華のふたば (創作和菓子の製造・販売) 「業績の伸び悩みから経営者塾を受講。業務を見直して改善したことで、顧客との信頼関係を深めることができ、事業成長につながる」

京都府精華町の精華のふたば(従業員3 名、個人事業者)は、2007 年創業の和菓子店である。京都の伝統的な和菓子と新しい感性で作る創作和菓子を提供している。創業後順調に売上を伸ばしてきたが、5 年を経過する頃から伸び悩んだ。越田耕平代表は、現状を変えるため精華町商工会の経営者塾を受講し、経営者としての基礎的な考え方やマーケティング等を学んだ。…

(2018年版「小規模企業白書」事例3-1-14より)

御生菓子司 精華のふたば
株式会社森忠建設造園
事例2-5: 株式会社森忠建設造園 (個人住宅向けのオーダーメイドの外構・造園工事) 「経営者講座を受講したことで自社の改善点を見つけ、自社PRとしてホームページの刷新や施工事例の紹介を実施。売上向上が実現」

京都府精華町の株式会社森忠建設造園(従業員6名、資本金1,000万円)は、地元に根差し38年間営業している建設業者である。個人住宅向けのオーダーメイドの外構工事、造園工事を得意としており、外観に合わせたデザイン性のある塀、竹垣で囲んだ和風庭園等を施工している。社長の森本真一郎氏及び取締役の森本晃氏は精華町商工会の伴走型支援の1つである経営者講座を受講し自社の改善点を考えた際、…

(2018年版「小規模企業白書」事例3-1-15より)

株式会社森忠建設造園
珈琲とパンの店美豆木
事例2-6: 珈琲とパンの店美豆木 (ベーカリーカフェの経営) 「支援制度を活用して地域に根ざした喫茶店を譲り受け、人気店の味を守りながら新たな商品の提供で魅力を向上」

秋田県秋田市の「珈琲とパンの店美豆木」(従業員2 名、個人事業者)は、代表の菅野利剛氏が、2015年12月に前オーナーの天野博幸氏より「珈琲美豆木」の事業を譲り受けて開業した喫茶店である。菅野氏は学卒後、東京でパン職人として修業をしていた。結婚を機に菅野氏は、故郷の岩手県北上市に戻り食品製造会社に勤務をしていたが、いずれはパン屋として開業したいと考えていた。…

(2018年版「小規模企業白書」事例3-1-17より)

珈琲とパンの店美豆木