新しいビジネスのヒントがここに! ミラサポビジネススクール

経営をつづけていくために、新たな手法・視点は必須です。
中小企業の先進ビジネス、取組み事例をピックアップし、次なるビジネスのヒントをお届けします。

Lesson9
事業を革新し、売り込むチカラ!1

グローバル化の進展や長引く不況などを背景に、大企業の海外現地への生産拠点移転やコスト削減など、経営環境の変化が起きています。その影響を受け、中小企業・小規模事業者においては、従来の親事業者から下請事業を受注する関係が希薄化し、売上の減少につながっています。中小企業・小規模事業者は自らがニーズを捉え、新サービス・商品を開発し、販路拡大を行う必要性に迫られています。

Lesson9では、課題に向き合い、さまざまな資源を活用して「イノベーション」や「販路開拓」に取り組み、経営の安定・発展を図る中小企業・小規模事業者を取り上げます。2015年版「中小企業白書」第2部より、事業者の具体的な取り組み事例を前篇・後篇の2回に分けてご覧ください。

1.新しい分野に挑戦する

東京モーターショー2013に出展したコンセプトカーを囲む山本社長(右から2番目)と若手従業員
事例1-1: 株式会社TOP「厳しいグローバル競争に翻弄され、苦難の中で大手電機メーカーの子会社から自立し、起死回生を成し遂げた企業」

福井県越前市の株式会社TOP(従業員380人、資本金1,800万円)は、自動車向け、家電向けの小型モーターの製造を主力としている企業である。
同社の前身は、大手電機メーカーが100%出資する子会社であり、家電用・自動車電装用モーターなどを生産してきたが、中国製品との競合や取引先メーカーの海外シフトが重なって...
(2015年版「中小企業白書」事例2-1-1より)

東京モーターショー2013に出展したコンセプトカーを囲む山本社長(右から2番目)と若手従業員
自社製品の前でグローバル経営について語る清水社長
事例1-2: 日伸工業株式会社「ブラウン管テレビと時代を共にしてきた下請企業から自立し、グローバル企業へと躍進した企業」

滋賀県大津市にある日伸工業株式会社(従業員430人、資本金 9,000万円)は、自動車関連部品の加工を中心に行う企業である。
同社は、元々、ブラウン管テレビ用部品の製造を主力としていた企業であり、最盛期には売上の約9割をブラウン管用部品関連が占めていた。しかし、世界的なブラウン管テレビの...
(2015年版「中小企業白書」事例2-1-2より)

自社製品の前でグローバル経営について語る清水社長
県観光土産・名産物の小売店「房の駅」の店舗
事例1-3: 株式会社諏訪商店「地域の需要を志向する製造卸売業が、小売業へ参入して業績を向上させた事例」

千葉県市原市の株式会社諏訪商店(従業員83名、資本金1,000万円)は、地元、千葉県の観光土産・名産物を中心とした製造卸販売業、小売業、各種企画等を手がける企業である。
同社は、1969年の創業以来、製造卸販売業を営み、対事業者(BtoB)向けのビジネスを行ってきたが、二代目である諏訪社長が、1996年に入社した頃には、同業他社との競争も激化し...
(2015年版「中小企業白書」事例2-1-3より)

県観光土産・名産物の小売店「房の駅」の店舗
mr. kanso(缶詰バー)
事例1-4: クリーン・ブラザーズ株式会社「自社の事業の強みと弱みを見極め、販路開拓に成功した事例」

大阪府大阪市のクリーン・ブラザーズ株式会社(従業員26名、資本金1,000万円) は、飲食店の企画・運営、美術展の企画・運営、デザイン事業など多種多様な事業を手がける企業である。
同社は、1998年にアーティス卜が自給自足のために、空きビルや施設の清掃をするプロジェクトから活動を始め...
(2015年版「中小企業白書」事例2-1-6より)

mr. kanso(缶詰バー)

2.ITを積極的に活用する

クラウド・コンピューティング活用イメージ
事例2-1: 株式会社スリーオーク「クラウドの利用により情報共有と業務の効率性を進めた事例」

東京都大田区の株式会社スリーオーク(従業員8名、資本金300万円)は、不動産・ 宅建業を手がける企業である。2000年に創業し、地域に根づいた不動産業として、地元を回って、物件情報を収集することで、きめ細かな対応をしている。
これまで、地元の不動産業というと、紙で物件情報を示し、ファクシミリでやりとりすることも多かったが、近年...
(2015年版「中小企業白書」事例2-1-8より)

クラウド・コンピューティング活用イメージ
三郷金属工業株式会社のホームページのトップと児島貴仁社長
事例2-2: 三郷金属工業株式会社「IT を活用した営業活動による一社依存からの脱却」

大阪府守口市・門真市はパナソニック株式会社の企業城下町として知られている。 三郷金属工業株式会社(従業員120名、資本金2,600 万円)は1946年に創業し、パナソニックの協栄会社として電池の二次加工を中心に取り組んできた。5~6年前までは、パナソニックからの受注生産の繰り返しだったが、徐々に仕事が減ってきており...
(2015年版「中小企業白書」事例2-1-7より)

三郷金属工業株式会社のホームページのトップと児島貴仁社長
株式会社ナビバードの海外消費者向けのサイト
事例2-3: 株式会社ナビバード「日本の衣服、雑貨、工芸品などをまとめて配送するため配送費を大きく抑制したサービスを展開する海外向け専門のオンラインショップ」

大阪市内の中心部、船場郵便局の向かいにある配送センターからは毎日大量のEMSが船場郵便局に運び込まれている。ここが世界の120カ国70万人のユーザーに日本の商品を送り届ける、EMSの年間取扱量が日本一のベンチャー企業、株式会社ナビバードの本社である。
大手通販会社の社員であった山中和也氏は、社内ベンチャー...
(2015年版「中小企業白書」事例2-1-9より)

株式会社ナビバードの海外消費者向けのサイト
株式会社オープン口ジ サービスの利用イメージ
事例2-4: 株式会社オープン口ジ「中小企業や個人事業主の物流業務のアウトソーシング支援をする企業事例」

東京都豊島区の株式会社オープン口ジ(従業員5名、資本金6,500万円)は、物流業務のアウトソーシング支援事業を手がける企業である。電子商取引の市場が成長を続ける中、中小企業や小規模事業者を主なターゲットとして事業を展開している。
中小企業や小規模事業者は、商品の梱包から発送作業までを自社で行っていることが多いが、同社はこのような物流業務を...
(2015年版「中小企業白書」事例2-1-10より)

株式会社オープン口ジ サービスの利用イメージ
鎌倉の古民家で行われたアプリケーション開発の合宿の様子
事例2-5: 株式会社スペースマーケット「需要サイドと供給サイドをつなげる CtoCのサービスに着眼し、空きスペースを利用した事業の立ち上げに成功した事例」

東京都新宿区の株式会社スペースマーケット(従業員12名、資本金63,826,900円)では、一時的にレンタルスペースを使いたいという利用者(需要サイド)のニーズと、空きスペースを有効活用したいというオーナー(供給サイド)のニーズをマッチングするサービスを提供している。同社のウェブサイトでは、レンタルスペースの内装・設備や可能なアクティビティ...
(2015年版「中小企業白書」事例2-1-11より)

鎌倉の古民家で行われたアプリケーション開発の合宿の様子
「ジモティー」のWEBサイト
事例2-6: 株式会社ジモティー「CtoCの取引仲介ビジネスの新しい形を示したベンチャー企業」

株式会社ジモティー(東京都渋谷区)は、2011年に設立されたIT系のベンチャー企業であり、「クラシファイドサイト」と呼ばれるジャンルのWEBサイトを我が国で初めて軌道に乗せ、「CtoCの取引仲介ビジネス」の新しい可能性を示した企業として注目されている。
クラシファイドサイトとは、居住地域や利用目的によって...
(2015年版「中小企業白書」事例2-1-12より)

「ジモティー」のWEBサイト