新しいビジネスのヒントがここに! ミラサポビジネススクール

経営をつづけていくために、新たな手法・視点は必須です。
中小企業の先進ビジネス、取組み事例をピックアップし、次なるビジネスのヒントをお届けします。

Lesson9
事業を革新し、売り込むチカラ!2

前篇に引き続き、Lesson9 後篇では、課題に向き合い、さまざまな資源を活用して「イノベーション」や「販路開拓」に取り組み、経営の安定・発展を図る中小企業・小規模事業者を取り上げます。
2015年版「中小企業白書」第2部より、事業者の具体的な取り組み事例をご覧ください。

3.デザインで差別化を図る

株式会社オーシンの「COOKPOT」と日本化線株式会社の「曲げロック」
事例3-1: 東大阪市「世界的工業デザイナーによるデザインの資源価値向上について」

東大阪市は大阪府の東部に位置し、「モノづくりのまち東大阪」として全国的に知られている。工場密度は全国第1位であり、日本でも有数の中小企業集積地である。東大阪市内の製造業は20人未満の小規模事業者が9割を占めており、ものづくりの基盤となる技術を得意とする企業が集積している。他方、東大阪市には大企業が少なく、系列に属さない企業が...
(2015年版「中小企業白書」事例2-1-15より)

株式会社オーシンの「COOKPOT」と日本化線株式会社の「曲げロック」
腕時計型のウェアラブル製品
事例3-2: 株式会社ヴェル卜「デザインエンジニアとの連携により、デザイン性が高く、コンセプ卜を確立した商品を生み出した事例」

東京都世田谷区の株式会社ヴェル卜(従業員1名、資本金7,650万円)は、「腕時計型」のウェアラブル製品の企画・製造販売をする企業である。2012年に創業した企業で、我が国のものづくりの最先端の技術と熟練技能の強みを融合できるウェアラブル製品を開発し、我が国を代表する企業を目指している。
ウェアラブル製品は、リストバンド、眼鏡、指輪など...
(2015年版「中小企業白書」事例2-1-16より)

腕時計型のウェアラブル製品
播州刃物の製品と展示会のブースの様子
事例3-3: 小野金物卸商業組合(播州刃物)「若手デザイナーが250年続く刃物産地を世界に通用するブランドへと進化させた事例」

小野市を含む兵庫南西部は播州地方と呼ばれ、約250年前に刃物製造が始まったとされる。しかし、世界に誇る匠の技と歴史はあるものの、家庭用の刃物としての知名度は低く、安い海外製品の普及や職人の高齢化などの課題に直面し、同市の出荷額は50年前の約半分にまで落ち込んだ。
「このままでは生き残れない。伝統的な職人の手仕事の...
(2015年版「中小企業白書」事例2-1-17より)

播州刃物の製品と展示会のブースの様子
「SIWA|紙和」のプロダクト
事例3-4: 株式会社大直(SIWA)「新素材開発と外部デザイナーとの連携により、世界に通用するブランドを立ち上げた和紙メー力ー

山梨県の甲府盆地南西に位置する市川三郷町は、1,000年以上続く和紙の産地として知られている。この土地で古くから障子紙の製造・販売等を営んできた株式会社大直(従業員50名、資本金1,000万円)は、近年、和紙の新しい可能性を切り開いた和紙メーカーとして注目されている。
同社が2008年に発表したブランド「SIWA|紙和」は...
(2015年版「中小企業白書」事例2-1-18より)

「SIWA|紙和」のプロダクト

4.地域中小企業が連携する

カマコンバレーの定例ミーティングの様子
事例4-1: 村式株式会社「地域での連携によりイノベーションを起こした事例」

神奈川県鎌倉市の村式株式会社(従業員16名、資本金1,000万円)は、ウェブサイトの企画・構築やマーケテイング支援のためのシステム開発やコンサルテーション等のサービスを主力事業としている。中でもeコマースやクラウドファンデイングのプラットフォーム構築を得意としており、大手広告代理店と協業運営するeコマースサイトや、鎌倉を盛り上げるための...
(2015年版「中小企業白書」事例2-1-4より)

カマコンバレーの定例ミーティングの様子
事例4-2: 企業間連携を行う4グループ「中核企業等が中心となって企業連携を果たすことで受注を拡大している例」

中小企業・小規模事業者の企業連携の成功のためには、中核となる企業や機能が存在していることが重要であると考えられる。中核機能という軸が全体を調整する役割を果たし、川下企業からの受注を獲得しやすい状況を生むと考えられる。以下では、こうした中核となる企業や機能を中心に、企業が連携している事例を紹介する。...
(2015年版「中小企業白書」事例2-1-5より)

株式会社内村のタイ現地法人と東洋スクリーン工業株式会社のwedge wire screen
事例4-3: 株式会社内村「地域中小企業と強力タッグにより、東南アジア市場を切り開いた中堅商社」

大阪市西区立売堀にある株式会社内村(従業員90名、資本金9,600万円)は、創業70年の中堅商社である。1939年に工業用ゴム製品の専門商社として創業して以来、顧客の要望に見合う製品等を的確に提供するため、積極的な海外展開を図ると同時に技術部門の強化に努め、高圧ホース金具等のメーカー機能も備えるようになった。...
(2015年版「中小企業白書」事例2-1-13より)

株式会社内村のタイ現地法人と東洋スクリーン工業株式会社のwedge wire screen
展示会に出展時の様子
事例4-4: 株式会社大阪ケイオス「映像を通じた企業の「ものがたり」の発信と企業間連携の推進」

大阪府大阪市の株式会社大阪ケイオスは(従業員6名、資本金190万円)は、東大阪市の中小企業・小規模事業者の企業間連携に取り組む企業である。株式会社新日本テック(大阪府大阪市)の和泉康夫社長の、「"ものづくり"企業は製品の性能ばかりを語っているが、むしろ、企業の"ものがたり"を映像化することによって、作り手の思いを理解してもらい...
(2015年版「中小企業白書」事例2-1-14より)

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