プロジェクト担当者インタビュー

Report Vol.14東北復興・農業トレーニングセンタープロジェクト

千葉 大貴さん

「地域や農作物のストーリーを活かし、付加価値を付けてマーケットに打ち出していきたい」

東北復興・農業トレーニングセンタープロジェクト
事務局運営委員
千葉 大貴さん

東北の農業経営者と連携し、販路開拓、商品開発、観光開発を

今回どのようなパートナーを求めているのか、お聞かせください。

まず、募集プロジェクトの[コラボレーションするプロジェクト]では、要件をまとめやすい
 ①コミュニティキッチンイニシアチブ
 ②もったいないプロジェクト
 ③おやじの夢米プロジェクト
 ④Cool Agriプロジェクト
を提示させていただきましたが、この4プロジェクトに限った募集ではありません。
これら4プロジェクトのように、農家がもつ価値にパートナーの強みを加えマーケットへ展開していけるよう、プロデューサーとなり支援くださるパートナーを求めています。

日々新しいプロジェクトが立ち上がり、逆にストップをしてしまうプロジェクトもあります。状況は変化していきますので、現在稼働しているプロジェクトのブラッシュアップを一緒に行っていただくことも考えられますが、「東北復興・農業トレーニングセンタープロジェクト」自体をご理解いただき、お互いにメリットを享受できる取り組みを一緒に考えていただきたいです。
実際に農業経営者と会話を重ねる中で、パートナーの皆さんが考えている東北での取り組みを発展させられる活動や、求めている農産物の新しい展開が生まれると思います。

農業ビジネスの仕組みは、とても特殊です。安定供給すること、品質にばらつきが出てしまうこと、地域のコミュニティを重視すること、人材育成において大きな課題があります。これら課題に柔軟性をもって対応くださる方がうれしいです。

現在「東北復興・農業トレーニングセンタープロジェクト」には84名の農業経営者がリーダーズミーティングに参加しています。彼らは企業との連携を積極的に行いたいと考えていますし、地域の農家を取りまとめ、行政に働きかけるなど、積極的に活動を行っています。
そんな農業経営者とパートナーの強みが掛け合わされ、単なる受発注ではない新しい価値が創造されることを期待しています。

パートナーとしては、企業のほかに中小企業・小規模事業者が連携したコミュニティも考えられます。
事例としては、先日とある地域の飲食店オーナーの団体が産地ツアーを組み、農家を回ってくれました。一人では訪れることが難しい大手流通には卸していない複数の農家を回っていただき、新しい出会いが生まれました。その場で農業経営者と飲食店オーナーとの活発な会話がなされ、会話が発展し新しいプロジェクトも生まれました。このように、コミュニティ単位でパートナーになっていただき、コラボレーションすることも、新しい価値を生み出しやすいのではと考えています。

トレセン

パートナーとどのような展開を行っていきたいのでしょうか。

トレセン

農業経営者と連携していただき、販路開拓、商品開発、観光開発などに取り組んでいきたいと思います。
販路開拓は生産現場から食卓に上るまで、いくつかの物流・流通のルートが考えられます。複合的に考えていかなければ販路も広がらないと思いますので、この仕組みの開発を行いたいと思っています。
商品開発では地域・農作物のストーリーなどの既存価値にパートナーの強みを加え、付加価値のあるプロダクトアウトを一緒に開発したいです。
観光開発については、先ほど事例で上げた産地ツアーの他にも、生産者を知り、顔の見える関係が生まれると、その生産者、産地の食材を選ぶようになると思います。また、農作業を体験させることは食育にもつながっていくと思いますし、さまざまな展開が考えられるのではと期待しています。

また、多くの農業経営者はマーケティングとプロモーション領域が圧倒的に苦手ですので、その分野の支援も求めています。

トレセン

さらに、ほとんどの農家が年間通して安定的に生産が行えるわけではありません。収穫の時期は限られるので、年間通して売り上げを作ることは大変難しい状況です。よって、社員を安定して雇えない課題も抱えています。繁忙期だけ雇用するのでは、人も育ちません。
例えば、あるいちご農家では冬の時期は5万5千人がいちご狩りに訪れ、20人の雇用が必要になります。しかし、夏になったら誰も来ないので、20人を抱え続けられません。
このような人材の課題に対して、夏も雇用を続けるための6次化経営の支援も求めています。

最後に、収穫や管理、加工などの技術支援のご提案もいただきたいです。効率的な収穫機器の共同開発や、ITを活用した農作物、流通の管理なども、考えられるのではと思います。

エントリーシートに記載してほしい内容や、パートナーとして重視されるポイントがありましたら、教えてください。

課題解決の「企画力」のみならず、企画を展開できる「実行力」のある企業を求めています。ですので、エントリーシートにはこれまでの取り組み実績や事例を記載いただけると助かります。

今回は「売り手」と「買い手」の関係性を求めているわけではないため、一緒にプロジェクトを育てられるのか、どう一緒に取り組んでいただけるのかも重要なポイントですので、体制についても記載いただけますと参考になります。

募集プロジェクトで提示した「②もったいないプロジェクト」を例にとるとわかりやすいのですが、規格外の野菜を安く仕入れ、商品化していくようなご提案ではパートナーとしては難しいと考えます。そのような取り組みでは野菜の市場価値を下げることにもつながります。マーケットの価値を下げず、規格外であっても付加価値を付けてプロダクトアウトするような展開をご提案ください。

「東北復興・農業トレーニングセンタープロジェクト」は、新しい時代の新しい仕組みや地域の意義を、地域の農業を中心に生み出すプロジェクトです。
ぜひ、私たちの活動にご理解いただき、新しい価値を共に生み出していきましょう。 ご参画をお待ちしています。

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トレセン