プロジェクト進捗レポート

Report Vol.17グッド・ビジネス・ニッポン最終報告-大企業編

グッド・ビジネス・ニッポン
大企業会議

取り組み実績から今後へ向けて
最終報告会を開催!

多くの企業がパートナーシップを築き、ビジネスへ前進!

2016年2月25日(木)に、大企業等の担当者が集まり、グッド・ビジネス・ニッポン最終報告会を開催しました。

各プロジェクト担当者から現状の取り組みの発表、今後に向けての改善点等について報告がありました。
パートナーズミーティング後も商談や試作品のテストのフェーズに進んでいるプロジェクトが多数あり、今期に限らず継続的な取り組みがされていくことを確認しました。

本レポートでは、最終報告会に参加した8プロジェクトの状況をご報告します。

最終報告・今後へ向けて:ものづくり・技術

Samurai Style サムライグッズ販売プロジェクト supported by 日本ユニシス株式会社
15社弱とパートナーズミーティングを行い、5社と直接契約へ向けて話を進めました。2月中旬から費用調整の商談を行い、現在3社が販売に向けて準備を進めています。
グッド・ビジネス・ニッポンに参加し、おみやげグランプリなどすでに外部から評価をされている商品と出会えました。良いものを作っているが、海外EC展開が自社では難しい企業と出会えたことは有意義でした。
当初、取り組み意義の共有と、Win-Winの関係性の継続に不安を持っていましたが、パートナーのみなさんとは打ち合わせを重ねるごとに、商品展開等コンセプトの共有もでき、今後も良いパートナーシップが築けそうです。
海外のローカライズと国ごとのターゲティングに関しては、今後もパートナーと検討を重ね、ALEXCIOUSでの販売だけでなく、Samurai Styleのブランドとして、他サイトやリアルな海外販売など、販路拡大に向けてサポートしていきたいと思います。

日本ユニシス Samurai Style
乃村工藝社

JAPAN VALUEモノづくりカタログプロジェクトsupported by 株式会社乃村工藝社
今回の取り組みはパートナーの素材を社内のデザイナーに認知させていく活動ですが、ただ素材のスペックを並べただけでは良さが伝わりません。デザイナーたちは大量のサンプルから最適なものを選ぶわけですが、ただ単にどんな素材かを伝えるかだけでは、今回のパートナーたちの素材を選んではもらえません。伝統工芸、地域のストーリーを含み、理解してもらえるプラットフォームを作るにはどうしたら良いか、大変難しい課題に直面しています。
伝統工芸は残していくこと事態が難しい状況です。通常、伝統工芸品は1社ですべて完結するのではなく、工程を分業で行ってきた歴史があります。1社が廃業すると、周りの企業まで事業が続かなくなってしまいます。グッド・ビジネス・ニッポンの参画は伝統工芸の状況を知る貴重な機会となり、益々マーケットを持っている我々が、市場にきちんと良さを伝え、残さなければならないと感じています。

FDS(Froebel Design Standard)
商品開発プロジェクト
supported by 株式会社フレーベル館

私たちのプロジェクトは、オリジナル商品を一緒に開発しましょうという取り組みで、今回多くの企業と出会う機会となり、感謝しています。
15社程度とパートナーズミーティングを行い、サンプル品等でモニターを行ったのは4社、その後に試作まで進んでいるプロジェクトは2社あります。
もともと商品開発をするプロジェクトなので、直ぐに結果が出るものではありません。パートナーのみなさんと、お互いに長い目で見て、進めようとしています。今回は開発まで進まなかった企業とも、先の企画で取り組める機会があればぜひ声をかけたいと思っています。
また、今回のプロジェクトでは、実際にお会いする企業をいかに絞り込むのかという課題があがりました。商品開発においては濃度の高い打ち合わせが必要と考えていますので、時間との戦いでした。
今後、同様の機会があった際には、選定基準の精査を行い、絞り込みを図りたいと思っています。

FDS(Froebel Design Standard)
ディズニー<ジャパンクラシック>シリーズプロジェクト

ディズニー<ジャパンクラシック>シリーズプロジェクト
20数社とパートナーズミーティングを行い、5社と現在商談を進めています。ディズニーの承認待ち段階のものから、手前のコンセプトづくりの段階のものまで、取り組みにより状況は異なります。
今回グッド・ビジネス・ニッポンに参画し、様々な方と出会えました。商品を知るだけでなく、売り方や流通面での提案もあり、良い出会いがあったと感じています。
私たちのプロジェクトは、ディズニーのキャラクターを既存の商品へ貼り付ければ良いというものではありません。キャラクターと商品ストーリーのリンクや、つながりなどしっかりしたコンセプトがないと、実現できません。今回の取り組みで、クリエイティブな発想、ジャンプする発想が事務局にも必要と気づかされました。
再び機会がありましたら、エントリーいただく企業へは、自社の商品が他社と比べてどう良いのか、差別化のポイントをきちんと伝えてほしいと思います。自社商品がディズニーとコラボレーションすることの効果を、きちんと提示してくれれば、こちらも判断がしやすいです。

最終報告・今後へ向けて:ネットワーク・地域

EVスマートモビリティ・プロジェクト

EVスマートモビリティ・プロジェクト
supported by 株式会社ジェイティービー

中小企業が大企業とつながりがないというが、逆もしかりで、全国にJTBとしては支店ありますが、私自身は東京にいて、全国の地域とつながりがありません。今回グッド・ビジネス・ニッポンを通じてたくさんの人と出会うことができ、地域とのつながり、気づきをいただけました。今回の縁を得て、新しいビジネスも始まってきています。また新たな観光ルートを開発することができそうで、ワクワクしています。
大企業が地域に入り乱してほしくないと言いつつ、今回パートナーズミーティングに参加された方もいましたが、何か始めなければ変わらない、きっかけがないと変わらないとの思いが地域にあることの表れだと思います。自分たちが困っていること、観光で地域活性をしたい、町を観光という軸で何かしたいのであれば、前向きにエントリーいただき、有機的な化学反応を起こせるのではないかと感じています。我々は地域課題を解決するために、このような取り組みを長い目で見ながら、積極的に行っていきたいと思ています。

いきいきシニアライフ共想プロジェクト
supported by 大日本印刷株式会社

パートナーズミーティングを経て、現在2社と検討を進めています。
1社は埼玉でコミュニティビジネスを行っている団体で、これまでに数回、千葉大学大学院工学研究科 大武准教授と訪問し、打ち合わせを行っています。3月末までに街歩き共想法を実際に行い、提案内容が実現できそうか、妥当性があるかをテストしながら、引き続き進めていくことになっています。
もう1社は大阪のラジオパーソナリティの方で、先方の社長、大武先生と打ち合わせを行い、2月に大武先生が電話でラジオ出演も行いました。埼玉で行う共想法に社長が参加することになっていますので、こちらも実際に体験をしたうえで、提案内容に妥当性があるか検討していきます。
グッド・ビジネス・ニッポン以外の活動でも協力者と連携し、オープンイノベーション型で、今後どんなビジネスが作れるか、引き続き考えていきます。

いきいきシニアライフ共想プロジェクト
コンビニコンテンツプリントサービス「らいぶろ」

コンビニコンテンツプリントサービス
「らいぶろ」プロジェクト
supported by 日本ユニシス株式会社

IT業界、システムインテグレーターの世界では、ビジネスエコシステムやオープンイノベーションという言葉が飛び交っています。ベンチャーや中小企業・小規模事業者の動きを取り込み、ビジネスを加速していかなければなりません。これまでは商談会やコンソーシアムに参加し、パートナー探しを行ってきましたが、グッド・ビジネス・ニッポンは逆のアプローチで、こちらが構想を示し、提案を受ける場となっています。このような仕組みは想定をしていた範囲を超えた提案を受けられる機会であり、性質の異なる出会いがある可能性を感じて参加しました。
しかしながら、中小企業が求めるプロジェクトの説明が適切でなく、プロジェクト説明の段階で門戸を絞りすぎ、エントリーが大変少ない結果となりました。中小企業が提案しやすいよう、プロジェクトの根本的な仕組みと、サンプルを示せればよかったと、反省しています。
現在は2社と商談を進めています。この2社とは今年度で終わりではなく、長いスパンで、パートナリングできたらと思っています。

Peace Kitchen プロジェクト
私たちは海外に和食を広めようというプロジェクトであり、事業という側面と、ソーシャルの側面があります。今回、商品を輸出したいという企業と、地域での取り組みを海外に広めたいという企業の、2方向からエントリーをいただきました。
輸出に関しては、ある程度の企業の大きさがないと、実際海外に出ていくことは難しいと感じました。本気でコミットメントしていただかないと海外展開はできないので、こちらにすべて頼るスタンスではご一緒できません。どこまで踏み込むのか、悩ましいところもあるが、引き続き進めていきます。
地域での取り組みに関しては、先日の「グッド・ビジネス・ニッポン 事例発表会」でも発表しましたが、訪日観光客向けに和食の理解を深めてもらうツアーなどが進んでいます。
グッド・ビジネス・ニッポンは初めての試みだったので、どんな情報を提示すれば、どんな人が集まるか、わからない中で始まりました。そのため、プロジェクト説明の段階で提示する情報の策定は難しかったです。そのような中、想定以上に良い企業がエントリーしてくれたことに、感謝しています。

Peace Kitchen プロジェクト