海外展開

海外展開 早わかりガイド

海外展開を始めるための基本情報が満載!

海外展開はじめの一歩 ⑤海外展開の意義を社内で共有しましょう

海外展開にあたっては、個人的な興味や印象に惑わされることなく事実を重視し、自社の経営戦略の中での海外展開の位置づけを明確にして検討しましょう。社長自らが海外展開にコミットし、検討開始から立ち上げ、運営と、全社を挙げて体制を構築し、協力して目標に向かう必要があります。

後日「なぜ海外展開したのか」との発言が出ないように、社長や一部の役員だけでなく、海外展開に関係する担当者の合意を得ておきましょう。
なお、海外展開には国内事業にも増して様々なリスクが伴い、臨機応変な対応が求められます。このため、事業が予定どおりに進まない事態も想定しておき、そうした状況に直面した際にどのような行動をとるかをあらかじめ検討しておくことが重要です。

スケジュールの遅延、合弁相手とのトラブル、業績の悪化、累積損失・債務超過等に加えて、カントリーリスク等自らコントロールできないリスクの顕在化などの事態が発生した場合には、撤退も含めた事業計画の迅速な見直しを行うことが必要です。

進出前に決めておく~撤退に関する留意事項~

収支目標との乖離、累積損失などを対象に、あらかじめ定量的・定性的に事業縮小又は撤退などの基準を決めておくことにより、決断の遅れによる甚大な被害を未然に防ぐことができます。また、実際に撤退や事業縮小を行う際には、様々な制約により困難となる場合もあります。進出の検討に際しては、地域ごとの制約要因を考慮に入れ、例えば合弁事業の場合には、どんな場合に撤退するかや撤退手順などの条件を、合弁契約書で決めておくとよいでしょう。

撤退については、①破産、②合弁解消・株式の譲渡(合弁の場合)、③清算などの方法がありますが、国や地域の情勢に則って、現地専門家等のアドバイスを受けつつ、事務を進めます。

留意点

  • Ⅰ.諸手続・事務処理は、弁護士・会計士等を起用する。
  • Ⅱ.外国企業であることを念頭に置き、解雇する従業員の協力を得られるように気を配る。
  • Ⅲ.債権・債務の整理(債務返済、債権回収)を行う。

以下のような関係法令に基づく手続きを想定しておく必要があります。

  • ①商法・会社法:解散決議株主総会、解散告示及び解散登記清算人の選定・登記、現存事務の終結、 債権者に対する催告等の債権管理、残余財産の分配、清算終結株主総会、終結登記
  • ②労働法:雇用関係の終結、未払賃金・退職金の支払い、社会保険関係手続き
  • ③税法:対税務署、自治体宛て法人税・付加価値税・事業税等の納税及び解散手続き
  • ④外国投資法・外国為替法等:所管官庁及び銀行為替宛て登録抹消、外国送金手続き等

海外進出事例から学ぶピンチ回避の方法

失敗事例と対応策・ポイント:トップの判断だけで海外進出を決定

概要 経営トップ自らが現地を訪問し、トップの判断だけで進出を決定した。経営トップが早急に進出を決めてしまったため、その後は工場進出の立地選定・設立手続きなどに調査内容が集中してしまうとともに、客観性を欠いた事業計画となってしまい、税務対策や利益送金対策を怠ってしまった。
対応策とポイント トップのビジネス感覚だけに頼るのは危険です。日本の常識が通用しないのが海外です。全社を挙げて海外展開に取り組む体制を構築し、進出を決定する前にしっかりと調査や事業計画の作成等を行いましょう。
  • ※「海外展開早わかりガイド」で取り上げているリスク事例については、「海外展開成功のためのリスク事例集」(平成26年3月中小企業海外展開支援関係機関連絡会議)を基にしています。海外展開に取り組んだ日本企業に起こったトラブル・失敗の「概要」及びそれに対する「対応策とポイント」をまとめたものです。
  • ※対応策とポイントは一般的なものであり、当該日本企業が実際に行ったものとは限りません。
  • ※各事例においては、輸出先または進出先の国名について特定の場合を除き「A国」と統一しています。
  • ※リスク事例の記載内容に関して生じた直接的、間接的損害については、一切の責任を負いません。

海外展開前に留意すべきポイント「海外展開はじめの一歩」
その他のポイントを見る

  • 目的の明確化
  • 基礎体力
  • 競争力
  • プロセスの認識
  • 社内意識

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